皆さん、こんにちは。
最近は、やりたいことがありすぎて(と言っても、いつもありすぎるのですが)、時間配分と効率化に苦心しています。
ところで、週末、子どものサッカーチームのトレーニングマッチがあったのですが、折角、それなりに名の通ったチームに来てもらったにも関わらず、負傷者や欠席者が多く、全く振るわない散々な結果でした。
私は、送迎の兼ね合いもあって、試合や練習はほとんど見ているのですが、結果や内容について、ダメ出しをするようなことはしません。
理由は、ダメ出しをすることで、子どもに「ダメなイメージ」を植え付けてしまい、「エフィカシー」を下げてしまうからです。
「エフィカシー」とは、自己啓発界隈では「自己能力の自己評価」のように訳されますが、わかりやすく言い換えると、「自分の能力を自分自身でどれくらい評価しているか」について説明する言葉です。
私は、子どもに「セルフイメージ」を高める力をつけてほしいと思い、できるだけ良かったポイントを伝え、子どもの「エフィカシー」を高め、「自分らしさ」を活かせるようアドバイスしています。
しかしながら、その週末の試合内容は散々で、コーチを始め、見にきていた家族の方々も思わずうなだれてしまうほどで、プロの試合ならば、ファンからブーイングが飛びまくるような試合でした。
そんな目も当てられないような試合でも、観戦者である私と、選手である私の子どもにとって、良かった点が一つだけありました。
それは、その試合の中で「潜在意識」を引き出す場面を体感できたということです。
最後の試合の残り10分、「もはや希望なしか」と思っていた場面で、なかなかボールを運べないことに苛立っていた私の子どもが、途中、陸上選手並みの疾走でドリブルし、半ば強引にディフェンスラインを崩し、見事、ゴールを奪ったのです。
そんなシーンが、残り時間わずかのところで何度かあり、明らかに疲れ切っていたはずの子どもが、試合後、「全力でやって、疲れているかどうかもわからなかった」と私に伝えてきたのです。
つまり、最後の最後で、自ら限界突破し、潜在意識を解放して、正に「火事場の馬鹿力」を発揮した、というわけです。
私は「親バカ」なタイプではありませんので、自分の子を、ひいき目に見ているわけではありませんが、その瞬間は、明らかに「内なる力」が発揮されたように感じられました。
とは言え、「できるなら、最初から頑張れよ」と言われてしまうかもしれませんが、それを「無慈悲なコメント」と思う一方、本気のアスリートならば「それができて当たり前」とも考えることができます。
世界のトップクラスのアスリートたちが、あれだけコンスタントに能力を発揮し続けられるのは、努力と身体能力以上に、「潜在意識」を常に引き出すことができているからです。
それを、以前の記事でもお話しした「フロー状態」とも言うことができますが、彼らにとって「潜在意識」とは、自分にとって「当たり前」のものであり、然るべくして自らの能力を引き出すツールとして活用できているのです。
トップアスリート達は、強靭な身体能力とメンタルを持った稀有なタイプの人間ですので、それを私たち一般人に適用するのは、なかなか難しいことですが、皆さんのように、自分の能力を最大化し、成功したいと願うフリーランスや独立起業家の方にとって、「潜在意識」は無くてはならないものの一つです。
「潜在意識」の引き出し方については、多くの本で論じられていますが、はっきり言って、それらの本を読んで、本当に「潜在意識」を引き出せるようになった方は、少ないように思います。
と言うのも、「潜在意識」は、「瞑想」と同じくして「よくわからないもの」だからです。
もちろん、「普段は、制限がかかっていて、発揮されることのない能力」のように説明をすることはできますが、具体的にそれをどうやって解除し、自由に引き出すかは、人それぞれであって、「誰でもできるハウツー」のようなものを確立することはできません。
ですので、「潜在意識」について実践する際、まずは「よくわからないもの」ということを認識した上で、向き合っていくべきでしょう。
しかし、手っ取り早く「潜在意識」を引き出す、一番の方法があります。
それは、私の子どもの話のように、「自分を極限まで追い込む」ということです。
多くの人が、「自分の力〜潜在意識」を引き出すことができないのは、「別にやらなくても良い」という状況や意識がどこかにあり、自分自身に「甘え」を作ってしまい、「潜在意識」を引き出すどころか、押さえ込んでしまう方に振れてしまうからです。
昔から「窮鼠猫を嚙む(きゅうそねこをかむ)」と言ったことわざがあるように、追い込まれたネズミが必死で猫に噛みつくがごとく、人間も、追い込まれれば、目の前のことを必死でクリアしようと無意識下で脳をフル回転させることができます。
そんな偉そうに話している私ですら、自分に「甘え」を作ってしまうことがしばしばありますが、物事に対し冷静に取り組むために「心の余裕」が必要な一方、余裕がありすぎると、却って、この「甘え」を生み出してしまいます。
もし、「自分を極限まで追い込む」方法を採るならば、「気持ちの隙(すき)=余裕」を作らないために、自分を追い込む生活スタイルにするべきでしょう。
逆に、「心の余裕」を持ちながら、「潜在意識」を引き出す方法は、集中力を高める方法、即ち「瞑想」のような、周りのノイズをシャットアウトして、自分自身の能力に気づきを得るやり方です。
しかし、これも以前の記事でお話ししたように、「瞑想」もまた、「よくわからないもの」なので、自分を追い込むよりも手軽に取り組める一方、なかなか「潜在意識」を引き出すほどの瞑想状態に至ることができません。
どちらの方法も、「よくわらないもの」で片付けられてしまいそうですが、いずれにせよ、共通して言えることは、「いかに自分自身に気持ちを集中させるか」「自分の能力にどれくらい頼りきることができるか」といったことに尽きます。
「そうは言っても、それが難しいんだよ!」と言われてしまいそうですが、まずは「自分にも潜在意識があると思い込むこと」「自分が集中できる環境を構築すること」「今の状況がどうあれ自分の能力を信じること」、こんなところからスタートすれば良いかと思います。
なにぶん「よくわからないもの」ですから、私の独自の方法である、「模様替え瞑想」「料理瞑想」のように、自分にあったやり方を模索していけば、必ず皆さんにぴったりな「潜在意識」を引き出す方法が見つかるはずです!
この「潜在意識について真面目に考えてみた!」は、また、本ブログやメルマガで掘り下げていきたいと思います。