皆さん、こんにちは。
本日は、以前に紹介した本、「木を食べる」の著者である、静岡理工科大学の志村史夫教授の最終講義ということで、静岡に向かっています。
「木を食べる」ということは、私の以前からの関心であり、その後、「木を食べる」ことを研究された志村教授にお会いするに至ったわけですが、その志村教授のひたむきな研究姿勢から、木に関することだけでなく、「学ぶこと」の素晴らしさを実感することができました。
「木」を研究された志村教授は、元々、物理学者であり、スーパLSIなどの半導体分野で活躍されたITの先駆者で、どちらかというと「木」などとは、全く対局の分野で研究されていた方であり、それが後年、「木」を始めとする自然や生物、古代の技術など、テクノロジーの分野を飛び出し、様々な「道楽」としての研究に邁進(まいしん)している、生粋の研究者です。
私は、志村教授と出会う少し前くらいから、(非常に恥ずかしいことに、今更ながら)勉強することや「学ぶこと」の楽しさに気づき、本を読み漁り、今までに関心の無かった分野に知識の幅を広げています。
私は、子どもと触れあう機会が多いので、勉強に関して、常々子ども達から感じるのは、「勉強」が「つらいもの」とか、宿題やテストが「何かの罰」かのように認識されているということです。
月並みな原因を考えれば、古くは学歴社会にも一端がありますし、教育システム全般や、教師の質にも原因があります。
「学校の勉強=なんのためにやるのかわからない」というのが、多くの人の認識かと思いますが、そんな風に育ってきた大人たちにも「学ぶことに年齢は関係無い!」と、強くお伝えしたいと思います。
私自身、まだまだ「知識全体の隅っこ」程度の知識しか吸収していませんが、今までに興味もなかったことを、少し齧(かじ)るくらいでもつまみ食いしておくと、ある時、それらがパズルのように組み合わさる瞬間があり、その時にはじめて、「学ぶこと」の楽しさが実感できるようになります。
これをゲシュタルト心理学における、「ゲシュタルト」と呼びますが、ゲシュタルトが大きくなればなるほど、知識の吸収が「楽しい」と実感できます。
皆さんも、勉強を毛嫌いしていた方は、ひとまず色々な分野を「かじって」みてください。当然、知識や理解の幅が広がると、仕事の幅が広くなり、「自分自身の価値」も高まるはずです。
この「学ぶことに年齢は関係無い!」は、また、本ブログやメルマガで掘り下げていきたいと思います。