皆さん、こんにちは。
先日話していた、自作のトレーディングツールが、ようやく出来上がりました。
通貨を売買する取引所には、「API(Application Program Interface)」と呼ばれる、情報をやりとりするためのインターフェースが用意されており、それを利用することで、自作のプログラムで取引ができるようになります。
少し難しい話ですが、「区役所で戸籍謄本をもらうために、窓口にある決まった「書式」に記入をして、それが受理されると謄本がもらえる」といった流れをイメージしていただくと、わかりやすいかと思います。
その区役所の書式が、ネット上の「書式」、つまり「API」で、それに従って、プログラムを書けば通貨を取引できる、といった感じです。
しかし、完成したその日に、かなりの暴騰暴落があったのですが、片手間なトレーディングと、自作ツールのテスト取引で資金のほとんどを溶かしており、「祭り」に参加できず、非常に複雑な気持ちになりました、笑
その「祭り」に参加できなかったのは痛いですが、「資金を溶かした」といっても、その取引所では、「無くなってもいいや」くらいの資金でやっていましたので、トレードとプログラミングの勉強代と考えて、まあ良しとしています、笑
ところで、このプログラムは、「Node.js」という言語で書かれているのですが、上述した「API」の開発事例がほとんど無い上に、私が未経験だった「Node.js」の情報も非常に少なく、なかなか苦労しました。
それでも、完全に自分の趣味のための開発で、仕事のためではないにも関わらず、わずか数日で「Node.js」を習得し、自作のツールを完成させたのは、単純に「好きなこと」だったからです。
正直、このツールを使ったからと言って、「いきなりトレード利益が十倍になる」というわけではありませんが、すっかりハマっていたトレーディングと、元々好きだったプログラミングがマッチし、「自分のため」だけに開発を始めたことで、爆発的なパワーが発揮され、短期間で新しいスキルを習得し、それなりの成果物を上げることができたのです。
「だったら、仕事もそれくらいのスピードでやれよ」と言われてしまいそうですが、正にその通りで、仕事でもそれくらいのスピードを出すことは可能なのです。
もっとも、ほとんどの場合、やっている仕事が、本当に「好きなこと」の場合に限ります。
以前の記事でお話ししたように、「自分を極限まで追い込む」ことができれば、例えば、会社の中での軍隊教育のようなもので「潜在能力」が引き出され、成果を上げることができるかもしれません。
しかし、人間は怠惰な生き物ですので、全ての人が、好きでもない「極限状態」で「潜在意識」のようなパワーを発揮することは難しいでしょう。
ですので、仕事や勉強で「潜在意識」を引き出し、爆発的なパワーを発揮するためには、私のように、誰のためでも無く、自分のために、そして、「好きなこと」だけをやることが、てっとり早い一番の方法なのです。
このブログの読者は、フリーランスや独立起業されている方がほとんどだと思いますが、そのような方は、ビジネスを「好きなこと」から始めていると思いますので、自分の分野で「潜在意識」を引き出すのは容易(たやす)いでしょう。
それでも、「そうは言っても、好きなことだけで仕事は成り立たない」と思われる方もいるかもしれません。
それは、そもそも「好きでもないこと」を選択しているか、「好きでもないこと」に惑わされているからです。
前者の場合は、「仕事を変える」などの根本的な解決方法が必要ですが、後者の場合は、「好きでもないこと」を「好きなこと」で「上書き」してあげれば解決できます。
そもそも、自分のやっていることが「好きなこと」なのであれば、「好きなこと」の占める割合を多くすることで、その内、「好きでもないこと」は気にならなくなります。
私は、最近、ちょっとした事故で左目を負傷してしまい、飛蚊症(ひぶんしょう)と言う、視界に黒い点が見える症状がひどくなり、又、ちょっとした曇りが出るようになってしまったのですが、何かに一生懸命になっていると、それらが全く気にならなくなり、曇りや点も見えなくなります。
これは、正に、自己啓発界隈で言うところの「スコトーマ」です。
「スコトーマ」とは、そもそも、脳の視覚情報処理における「盲」が生じる領域のことを言いますが、それが転じて、自己啓発界隈では「心理的盲点」を意味する言葉として使われています。
私の目の話は、正に、本来の意味での「スコトーマ(盲点)」なのですが、「好きでもないこと」も、「好きなこと」に集中している状態が続けば、やがては、私の「飛蚊症」のように、気にならなくなります。
そして、「気にならない」状態に至るためには、「心の隙(すき)」を作らないことです。
「心の隙」があると、「好きでもないこと」が少しずつ気になるようになり、「好きなこと」の領域が侵食されていきます。
ですから、「心の隙」を「好きなこと」で埋め尽くし、その割合が増えていけば、気になっていた「好きでもないこと」は、「好きなこと」に上書きされ、ある閾値(しきいち)を越えると、自動的に「潜在意識」のような、爆発的なパワーが発揮されるようになるのです。
「目の前の仕事が手一杯で、余裕がない!」と言う方は、本当に「好きなこと」をする時間を毎日少しずつ、無理矢理にでも増やしていきましょう。
読書でも勉強でも、あるいは、料理や、私のようなプログラミングでも、自分が「本当に好き」で、かつ、脳が活性化されるような時間を意識して作るようにすると、やがては「心の隙」が無くなり、「好きなこと」で満たされた自分が、「潜在意識」を自ら開花させるはずです!
この「「好きなこと」のパワーが引き出す爆発的な潜在意識!」は、また、本ブログやメルマガで掘り下げていきたいと思います。