皆さん、こんにちは。
今日は、懇意にしていただいている著名な作家さんと、私が運営している電子書籍レーベルの打ち合わせをし、その後、会食をしました。
知識や経験、教養のある方と出会うたびに、自分の知識の範囲の小ささを感じさせられますが、そのような方と会い、話をすることで、「コンフォートゾーン(自分が心地よいと感じる環境)」が、一気に上がったように思いました。
ところで、この「コンフォートゾーン」という言葉は、当ブログで何度も使われていたり、話題にもしていますが、具体的には一体どういう意味なのでしょう。
「コンフォートゾーン」とは、英語の「Comfort Zone」のことで、ざっと辞書で調べると、「a situation where one feels safe or at ease.」「a settled method of working that requires little effort and yields only barely acceptable results.」と書かれています。
前者は、「安全、あるいは、落ち着ける状態」という意味で、後者は、「大した努力を必要とせず、又、それに見合った結果しか生み出さない、一定のやり方」といった意味になります。
前者の意味は、正に文字通りで、例えば、知らない人ばかりの中で友人と出会った時の気持ちや、誰かと近くで接する時の適切な距離感、のようなものです。
この場合の「コンフォートゾーン」は、アメリカドラマなどを見ていると、よくセリフに出てくる言葉ですが、後者については、皆さんご存知の通り、自己啓発的な意味で使われることの多い「コンフォートゾーン」です。
辞書の用例には、「If you stay within your comfort zone you will never improve.」と書かれていました。
日本語にすると、「コンフォートゾーンの中にいる限り、あなたが成長することは無い」といった内容になります。
つまり、「コンフォートゾーン」とは、上述の前者の意味である「安全、あるいは、落ち着いた状態」であるが故に、「大した努力を必要とせず」「それに見合った結果」しか生み出すことが無いのです。
よく、自己啓発書などで「ゴールは現状の外側に設定する」と言っているのは、この「コンフォートゾーン」本来の意味を逆手に取り、現状のはるか外側のゴールを「自分のいるべき場所」としてイメージすることで脳をだまし、現状の外側が「コンフォートゾーン」だと認識させ、自分の状態を「コンフォートゾーン」に引き戻そうとさせるための方法です。
人間には、「恒常性維持機能=ホメオスタシス」という、身体を安全に保とうとする機能があるため、身体が暑ければ発汗して体温を下げ、寒ければ鳥肌が立ち(毛穴が収縮し)体温を逃がさないよう働きます。
同じように、脳が、自分があるべき状態(コンフォートゾーン)は「バリバリ働いて世界で活躍する自分」であると認識したならば、「ダラダラ働いて家に引きこもっている自分」を、大至急「世界で活躍する自分」に戻そうと、無意識の内に働くようになるのです。
しかし、「理屈はわかった、でもそんなうまくいかない」とおっしゃる方も多いかと思います。
かくいう私も、常にそれがうまく働くわけではありません。
ですので、以前の記事でお話ししたように、「身近な未来の目標」「実現しそうな目標」も併せて設定し、自分をモチベートすることを継続しながらも、「現状の外側」に大きなゴールを設定し、日々、小さな手応えを感じながら、着実に「コンフォートゾーン」を大きなゴールに移行するよう、地道な努力を繰り返してみてください!
この「「コンフォートゾーン」について、マジメに考えてみた!」は、また、本ブログやメルマガで掘り下げていきたいと思います。