皆さん、こんにちは。
私は、ここ3年ほど、頻繁に料理をするようになったのですが、これまで、調味料を細かく計量するタイプの料理をしてこなかったので、味付けの感覚がわかるまでに時間がかかりました。
よく、余り物でおいしそうな料理を手際よく作る人がいますが、大概、そういう人は「味付けとかはテキトー」のようなことを言います。
「自分もそんな風になりたい」と思いながら、毎度同じような料理ばかり作っているので、一向に味付けの感覚が身につかなかったのですが、途中から「ベストなものを作るよりも、いかに手抜きで美味しいものを作るか」に方向転換するようになり、徐々にバランスの良い味付けがわかるようになりました。
又、調味料の分量などが感覚でわかるようになると、できあがりのイメージが思い浮かぶようになりますので、今度は、料理の材料を買っている最中や、料理をする前の準備中に、出来上がりのイメージ、そして、そこに至るまでの調理手順などを頭でイメージし、最短で「手抜き」するためのやり方を頭に思い浮かべるようにしたのです。
そのように、ひたすら「美味しい手抜き料理」をイメージしている内に、料理の腕前も上達し、その内に、レシピの幅を広げたいと思うようになりました。
そして、本屋で「余り物でおいしいおかず」や「作り置きサイドメニュー」のようなレシピ本を適当に眺めるようになり、頭の中の「手抜きレシピ」のイメージが増えると、パッと気に入った料理の写真を眺めて軽くレシピをチェックしただけで、いい感じに調理できるようになったのです。
私は、基本的に面倒くさがりなので、できるだけ最短で物事を済ませたいと思いがちなのですが、最短でやるためにひたすら頭でイメージを繰り返しているので、結果的には、地道にやるのと変わらないくらいの時間を要しているのかもしれません。
しかし、頭でイメージしたり、イメージトレーニングによってスキルアップすることには、大きなメリットがあります。
頭でイメージする作業は、物理空間のモノをただ取捨選択して構築する作業と違い、脳を使って様々な記憶を合成したり、幅広い知識を引き出すことによって、より柔軟な思考ができるようになり、自己啓発的に言うところの「スコトーマ(心理的盲点)」が外れて、これまでに気づかなかったことが見えるようになります。
私は、身体能力のような物理的制限を除けば、何でもイメージトレーニングで、ある程度のスキルアップが図れると思っています。
実際、そのようにして料理も上達しましたし、以前の記事でも書いたように、子どもと共に、ド素人だったサッカーが、それなりのレベルにまで上達することができました。
又、仕事においても、「手抜き(と言っても雑にやるわけではありませんが)」するためのイメージをひたすらに繰り返してからスタートしますので、スタートダッシュからゴールまでのスピードがどんどんとアップしています。
皆さんも、「新しいスキルがなかなか身につかない」とか「仕事をもっとスピードアップしたい」と思うことがあれば、まずはゴールをリアルに思い浮かべ、頭の中でイメージトレーニングする癖をつけてみてください!
この「なんでもイメージトレーニング!」は、また、本ブログやメルマガで掘り下げていきたいと思います。