皆さん、こんにちは。
昨日の記事では、「考えられない人」の話からはじまり、「思考能力を最大化」し、新しいチャレンジをクリアするために意識すべきことについてお話ししました。
この「考えられない人」の話は、少しネガティブな内容になってしまうため、あまり詳しくは書きませんが、今日も、その「考えられない人」が目の前に出現し驚いてしまいました。
夕方、子どものサッカー練習のあと、車でセブンイレブンに寄ったのですが、私は、そこでアイス(ガリガリ君レアチーズ味)とブリトーを買ったのです。
ブリトーはすぐに食べたかったので温めてもらったのですが、商品を入れる袋を一枚しか出していなかったので、「おや?」と思っていたところ、店員から「いっしょでもよろしかったでしょうか?」という、驚きの一言が出てきたのです。
そもそも「よろしかったでしょうか」自体、おかしな日本語なのですが、レンジでアツアツに温められたブリトーと、冷蔵庫でキンキンに冷やされたガリガリ君を並べて、それらを一緒の袋に入れてしまうことに一切の疑問を持たない店員に対し、「さすがに、それは無理でしょ!」とツッコミを入れてしまいました。
私は、特別怒ったりもしませんでしたが、フツーの顔をして、フツーにそのようなことを言っている店員を見て、「思考停止している…」と驚愕(きょうがく)してしまったのです。
その後、「すいません」の一言も無く二つの袋に分けてくれましたが、私は「ブログネタがひとつ増えたし、まあいいか」くらいに思い、その場を去りました。
私は「そんな当たり前のことをなぜ判断できないのか」と考えてしまいましたが、コンビニの作業は全てがマニュアル化されていますので、「考える力」が無い人は、目の前の事象を捉えることなく、マニュアル通り教えられたことを淡々とこなしてしまっているのでしょう。
つまり、「雑誌と温めた弁当」のような組み合わせであれば、一つの袋の方が良いこともありますので、そのような場合の「一緒の袋でもよろしいですか?」を、無思考に、そのまま実行してしまったのかと思われます。
そうした人達も、いつかは間違いに気づいてほしいものですが、いくら並以上の「考える力」がある人でも、「考えられない」ことが起こる場合があります。
それは、身近な「常識」や、自分が体験してきた「習慣」などにより、自分の間違えや、考え方の違いに気づかない、といった場合です。
人は物事に慣れてしまうと、それを「当たり前のこと」と認識してしまい、それ以外のことを間違っていると考えるか、全く気づかない状態になってしまいます。
これは、以前の記事でもお話した「スコトーマ(心理的盲点)」を抱えている状態です。
「スコトーマ(Scotoma)」とは、視覚野の損傷などで「盲(もう)」が生じている領域のことを言い、自己啓発界隈では、心理的な盲点を説明する言葉として使われています。
自分の中に強い「常識」や「習慣」があると、脳はそれ以外の情報を自分にとって不要な情報とみなし、自然と認識しないようになります。
先のコンビニ店員のように、「熱いものと冷たいものを一つの袋に入れてしまう」といったレベルの話は、逆にレアなことかとは思いますが、多くの場合、常識に囚(とら)われているめに「問題解決の方法がなかなか見つからない」といったことが起こりえます。
皆さんのようなフリーランスや独立起業家の方も、目の前に現れた問題を「どうやって解決したらよいかわからない」といったことが、いつかは訪れます。
そんな時、まずは今までの常識や習慣を忘れるために、違った物事に触れるようにしてみてください。例えば、普段読まないジャンルの本を読む、でもよいでしょうし、今まで行ったことの無い場所に足を運ぶ、などでもよいでしょう。
脳にとっても体にとっても、これまでと違う環境に身を置くと、それまでに気づかなかったことが見えるようになります。
スコトーマが外れ、新たなことに気がつけるようになると、どんな問題に対しても自分で解決できる術が身につくでしょう!
この「思考能力を最大化しよう!」は、また、本ブログやメルマガで掘り下げていきたいと思います。