皆さん、こんにちは。
私は、2年ほど前から急に貧血気味になり、極端に息切れするようになってしまったのですが、日常生活に支障は無く、ジムで軽い運動もできているため、「運動すればなんとかなるだろう」と検査もせず放置していました。
もっとも、昨年の人間ドックで血液成分が標準値以下だったので、貧血になっていることはわかっていたのですが、どこか「面倒」と思っていたらしく、そのままにしていたのです。
しかし、連休中に山道を歩いた時、子どもに貧血の話をすると、「現状維持機能で面倒くさがっている」と指摘されてしまい、ようやく病院に行ったのです。
検査結果は予想どおり貧血で、数値は以前よりも悪く、医師には「富士山より高い場所にいるくらい赤血球が少ない」と、深刻な顔で告げられました…笑
笑い事ではないのですが、胃カメラの検査も受けたところ、内臓はいたって健康であることを知り、気を良くした私は、その後、いつもより体調が良くなっていました、笑
又、「富士山より高い場所にいるくらい酸素の運搬能力が少ない」にもかかわらず、普通に日常生活を過ごしていたことを考えると、「実は進化しているんじゃないか?」と、ポジティブな発想が湧いてきました。
以前の記事で紹介した「遺伝子は、変えられる」という本には、ヒマラヤのシェルパ族の人々は、EPAS1という遺伝子が変異しており、「赤血球細胞を少なく生産し、赤血球生成促進因子の反応を鈍らせている」ということが書かれています。
簡単に言うと、低酸素状態では、赤血球の少ない状態にすることで、長時間、安定して酸素を供給できるよう進化しているということです。
私の場合は、真面目に療養しなくてはいけないという話ですが、気持ちの変化で体調が良くなったことは事実であり、いわゆる「プラシーボ」は、なによりも効果があるという証(あかし)です。
つまり、我が子に指摘された「現状維持機能」によって、「病院に行くのが面倒くさい」→「悪い症状があったらどうしよう」→「ちょっと動いて貧血」のような、悪循環が生まれ、結果的に状態を悪くしていたように思います。
その「現状維持機能」を「このままではいかん」という気持ちへ移行することにより、「ホメオスタシス(恒常性維持機能)」が正しく働き、問題が少しずつ解消されることで、心身ともに改善へと向かったと言うことです。
「Part1」でもお話したように、何か未来に対して不安を抱えながらも、自分を先に進められない人の多くは、私の病院へ行く前の状態のように、負のループに陥っていることが大きな原因です。
皆さんの中で、現在そのような悩みを抱え、「現状を打破したい!」と思っているのであれば、何も考えず、不安に思っていることに突入してしまいましょう。
私のように、体調のことならば病院に行かなくてはいけませんが、仕事や日常の些細なことならば、「実際にやってみると大したことではなかった」と気づくことができるはずです!
この「遺伝子は、変えられる!」は、また、本ブログやメルマガで掘り下げていきたいと思います。