皆さん、こんにちは。
私の子どもの学校は少しユニークで、8時間授業なるものがあるのですが、一日9時間も学校で授業を受けるというのは、会社員の就業時間並です、笑
もっとも、授業は一般的な中学校と異なる内容が多く、勉強モードの私にとってはうらやましい限りで、子どもには、ぜひ学校を楽しんでもらいたいと思っています。
中学生時分だと、まだまだ、いわゆる「文系」「理系」というコース分けがありませんが、私は、最近になり、勉強においてこの区分けは意味が無いと思うようになりました。
小・中学生レベルだと、「理科・数学」「国語・社会」といった単純なカテゴリー分けができるように思いますが、より知識を深めていくと、それぞれの教科で学んでいたことが交錯する瞬間があります。
例えば、社会にしても歴史上の人物であれば、理科や数学の背景がわかっていることで、その偉大さが理解できたり、国語などは古文や漢文といった領域で歴史が関わってきますので、お互いの教科を横断することで、より勉強に深みが増し、面白さが理解できるようになります。
数学や理科にしても、大きな数字や複雑な数字を計算することは意外と稀で、方程式や関数などを学ぶにおいては、論理的思考が必要だったりします。
一般的に偏見のある、もっとも分かりやすい例は、IT系、とくに、プログラミングやネットワークの世界に関わる仕事についてです。
私は、様々なことを生業にしているため、職業を聞かれて面倒な時は「IT系」で済ましているのですが、大概「IT系=理系」だと思われることが多いように感じます。
私が通っていた大学は法学部でしたので、世間一般の認識で言えば「理系」ではありませんし、プログラミングにしても、滅多に計算をすることが無い上に、必要な能力は、どちらかというと数学と同じように「論理的思考」です。
又、私が大学の頃は、DTPのようなコンピューターを使ったデザインや印刷業がようやく普及し始めた時代で、デザイン系のバイトの問い合わせをすると、必ず「(デザイン)専門学生ですか?」とか「芸術系の大学ですか?」などと聞かれ、「普通の四大です」と答えると、断られることがしばしばでした。
この場合は「文系」「理系」ではないものの、当時はコンピューターでデザインができる=デザイン専門学校生、のように思われる節があり、私は、いつもこの手の偏見に疑問を感じてきました。
私自身の話はさておき、多くの人は、表面的なカテゴライズに収まる傾向があり、片寄った考えで物事の本質を知ろうとしないことがあります。
皆さんのような、フリーランス、独立起業家の方々は、何かの枠に収まる必要がありませんので、ぜひとも多面的な考えを持ち、広い知識とスキルを横断してほしいと思います。
以前の記事でも書きましたが、幅広いスキルを持つことは、「自分の価値を高める」ことに非常に役立ちますので、「〜系」というカテゴリーに自分を押し込めず、色々なことにチャレンジしてみてください!
この「文系・理系の偏見!」は、また、本ブログやメルマガで掘り下げていきたいと思います。