皆さん、こんにちは。
テック系の老舗ウェブサイト「WIRED」で、「未来のデザイナーは「コード」を学べと、ジョン・マエダは言う」という記事が掲載されていました。
この記事では、デザイナーは今までのことだけをやっていてもダメで、ITでの需要が過渡期になった今こそ、デザイナーはコードを学ぶ(プログラミング的なことができる)ようにならなくてはダメだ、と言っています。
私は、かねてから、そのような時代がやってくると感じていましたので、この記事の内容は当然と思いましたが、これからは、デザイナーやコーダー/プログラマーは新しいバリエーションを持つ必要性が一層増してくると考えています。
私自身、元々、プログラミング/コーディング、サーバーやネットワークよりの人間で、デザイン分野は、あとから長けてくるようになったのですが、今では、プログラミング/コーディング、そして、デザインの両輪で仕事をすることができます。
WIREDの記事では、デザイナーの使命が、紙媒体やUXのデザインだけでなく、ITに思い切り踏み込んだ体制にシフトする必要が出てきた、ということを言っていますが、私からすれば、デザイナーがコードを書ける、ということに限らず、文章の書けるデザイナーや、プロジェクトマネージメントできるデザイナー、あるいは、コンサルティングができるデザイナーは、当たり前のようにいて然るべきだと思っています。
自画自賛するわけではありませんが、私自身は、コーディング/プログラミングができるだけでなく、デザイン全般はもとより、ライティング、プロジェクトマネージメント、コンサルタントから、紙媒体でのデザイン/レイアウト、動画から音楽、ネットワークやサーバー・データベース関連まで、幅広く対応できますので、むしろ、一つのカテゴリーだけに固執する人を不思議に思っていました。
このブログでは、当初から「自分の価値を高める」ことを強調してきましたが、この記事は正にそのテーマを如実に現している内容と言えるでしょう。
多面的なスキルを発揮できるメリットは、多くの場面で「自分の価値」を発揮できることです。
多くのカテゴリーのスキルが、それなりのレベルに達していればベストですが、そうでなくとも、自分の守備範囲のバリエーションを持つことで、例えば、ちょっとしたクライアントとの雑談でも自分をアピールすることができますし、一つの案件に対しても、アイデアの幅を広げることができます。
WIREDの記事のように、必ずしも、デザイナーがコードを書ける必要があるわけではありませんが、これまでに磨いてきたスキル以外に、+1、もしくは、+2、+3と、自らのスキルにバリエーションを持つことで、「自分の価値」は一層高まり、仕事面でのリクエストが増えるだけでなく、周りからの評価も次第に上がっていくでしょう。
この「バリエーションを持とう!」は、また、本ブログやメルマガで掘り下げていきたいと思います。