皆さん、こんにちは。
ゴールデンウィークの連休中は、特に旅行にも出かけず、溜まっていたTO DOリストを消化したり、家の掃除をしたりと、普段、なかなか時間が割けなかったことに時間を使っています。
そもそも私は、「多くの人が遊んでいる時にはあまり外出せず、皆が仕事をしている時に遊ぶ」というスタイルでしたので、連休中に家にいること自体は普通なのですが、子どもがサッカーで体を痛めているということもあり、リハビリがてら、ちょっとした場所まで子どもとでかけるようにしました。
ゴールデンウィーク初日は、いくつかやるべき仕事があり、子どもとの美容院後、自宅へ直帰する予定が、真っ青に晴れた空を見て思わずナビの目的地を変え、一路、海へと向かうことにしたのです。
私は、学生時代から湘南(神奈川県)の海に馴染みがあり、昔から気分転換に意味も無く湘南の海へでかけていたのですが、その海は都内から車で一時間半、二〜三時間滞在したとして「半日は使っちゃうな」と思いながらも、溜め込んでいた仕事へのモチベーションがイマイチ上がらず、どうしたものかと思っていたので、一旦仕事のことは忘れ、その日は、思い切り気分転換に徹することにしました。
海に着き、何をすることなく子どもと話をしながら海岸線をしばらく歩き、海風を感じながら、ちょっとした自然を堪能した後、カフェでのんびり過ごし帰宅したのですが、そんなわずかな気分転換で気分はすっかりクリアになり、運転で疲れたはずの体もリフレッシュされ、溜めていた仕事は、その晩に一気に片付けることができたのです。
「まあ、気分転換してきたんだから当たり前でしょ」という話ではありますが、著書「成功するフリーランス – 年収1000万円は簡単に実現できる」でも、お話している通り、焦りながら仕事に向かっていたり、私のように仕事のモチベーションが低下していたり、アイデアに詰まった時などは、思い切って外に出て、近くの公園でも、お気に入りのカフェでも、気分転換のできる場所に移動することをオススメしています。
「公園行くくらいだったら、さっさと仕事を終わらせたい」と思う方も、例えば、PCに向かって仕事をしているような仕事であれば、大抵の場合、焦っている時には頭がヒートアップし、効率的に思考することができなくなります。
「CPU(中央演算装置)」と呼ばれるパソコンの心臓部は、パソコンが行なっている全ての動作を計算し、動画を再生したりウェブサイトを表示したりするわけですが、パソコン内部での仕事が多くなるほどCPUは熱くなり、又、熱くなればなるほど動作速度が低下します。
人間の脳も、パソコンのCPUと同様で、こなすべき仕事が多ければ多いほど脳内で処理するタスクが増え、それらをこなしていく内に疲弊していき、作業効率が悪くなっていきます。
そして、CPUが熱暴走してパソコンが停止することがあるように、脳が暴走すれば、まともに仕事をこなすことはできません。
つまりヒートアップした脳は、パソコンを再起動するのと同様に、一旦、リセットしてあげる必要があるのです。
自己啓発界隈には「スコトーマ」という考え方がありますが、スコトーマとは、脳の視覚情報処理において「盲」が生じる領域であり、これが転じて、自己啓発界隈では「心理的盲点」を意味する言葉として使われています。
脳の大脳辺縁系と呼ばれる部位は、「重要」とみなした情報以外はスルーする働きがあります。
例えば、目で見た情報であれば、視界に入ったものは全て認識されていますが、自分の知らないこと、あるいは、関心の無いことなどは、大脳辺縁系でふるいにかけられ、自身の体験に基き「重要」とみなされた情報だけを記憶していきます。
この時、スルーされてしまった情報は、「スコトーマに隠れている」などと説明されますが、気持ちが焦っている時や、長く同じ環境にい続けていると、次第に思考範囲が狭まっていき、認識できる情報が欠落し、効率的に考えることができなくなったり、あるいは、新しいアイデアに気づくことができなくなります。
当然、そのような状態になれば、「うまくいかない」という気持ちが強くなり、モチベーションも低下します。
この状況を簡単に脱するためには、物理的にその場から脱することです。
近所の公園も、そこまでの移動だけで気持ちはリフレッシュされますが、そのようなリフレッシュタイムを何度か設けていると、突然、これまで見逃していた何かに気づくことがあります。
それは、標識や看板かもしれませんし、何かのお店かもしれません。
それら自体に重要な意味が無かったとしても、見慣れた景色の中に何かを発見したということは、先にお話しした「スコトーマ」が一つ外れたことを意味しています。
時間に追われている時やモチベーションが低下している時などに、敢えて自分を物理的に移動させるのは、この「スコトーマ」を外すためのきっかけ作りです。
何か物事がうまくいかない時、時間に追われている時、あるいは、モチベーションが低下している時、頭でいくら考えても、なかなかその状況が解消されないことがあります。
そんな時には、自らの体を動かし、心身ともに再起動して、新たな気づきを与えるきかっけを自分自身の行動によって開拓していきましょう。
頭がヒートアップしている時に、それをリセットする習慣が身につけば、やがては、俯瞰的な視点が身につき、どんな状況でもモチベーションを高めることのできるマインドを獲得することができるでしょう!
この「頭で動かないなら体から動かすモチベーション!」は、また、本ブログやメルマガで掘り下げていきたいと思います。