「淡々とこなす」マインドでいこう! Part2

2018年4月17日
自己啓発

皆さん、こんにちは。

4月に入り、年度始めで新たに仕事をスタートしたり、心機一転で何か新しいことをやり始めた、という方も多いかと思います。

私の子どもは、中学2年になりましたが、秋に溜めていたことが、冬休みに先送りになり、冬休みに溜め込んだことが、春休みに先送りになり、と、やることストレスが蓄積されていましたので、新しい学年をスムーズにスタートできるよう、なんとか休みの内に消化しておくよう促していました。

溜めていたこととは勉強なのですが、私自身は、勉強は「やらされるもの」では無いと思っていますので、「いいからやりなさい」と強制することはありません。

ただ、「もうやらない」と自発的に諦める宣言したならば、何も言いませんが、少しでも目標があるならば、モチベーションを高められるよう、できるだけサポートしています。

この「先送り」問題は、子どもに限らず、大人になってもつきまとう、人生の重要課題です。

しかし、多くの人は、体感的、経験的にわかっていると思いることですが、人は大変なことほど、先送りするようにできています。

それは、これまでにも散々お伝えしてきた、「ホメオスタシス(恒常性維持機能)」の働きによるものです。

「ホメオスタシス」とは、自身の「維持すべき状態」を、常に正常値に調整するための機能ですが、「大変なこと」をやろうとすると、いつも以上に脳を働かせる必要があり、結果、エネルギーを大量消費することになりますので、その「いつも以上」の行動をやめさせようと、無意識に機能するわけです。

気持ちの上では「やる気」がありながら踏み出せなかったり、やればうまくいくことがわかっていることに着手できないのは、こうした理由からですが、そんな話を習い事の送迎中に子どもと話しながら、内心、自分自身のことを振り替えり、「そういえば、あれやってなかったな…」などと思い出して、翌日から、溜めていたことに全力で取り組んだ次第です、笑

又、勉強もそうですが、例えば、初めは一時間で終わると思っていたことも、時間が経過して「やるべきこと」リストが蓄積され、体感的な所要時間が一時間から十時間くらいの感覚となり、更には、時間が経ったことで、やるべきことについての記憶が薄くなり、「大変」や「面倒」の度合いが、何十倍にも膨れ上がります。

その結果、目の前の「やるべきこと」から目を背けてしまい、「ホメオスタシス」の機能も手伝って、負のスパイラルに陥ってしまうのです。

では、どうすれば、そのような状況から脱し、そのような状況を回避することができるのか?

「やるべきこと」を目の前に、「やりたくない」モードに入ってしまった場合は、なにより「気合い」で脱出するしかありません。

「ネガティブマインド」と「ホメオスタシス」の、ダブルのエネルギーで抑え込まれた状況を脱するには、それを上回る大きなパワーが必要になります。

とにかく「気合い」で抑え込むのみですが、そもそも「ホメオスタシス」自体が、「気合い」を入れるような場面を抑えつけようとするわけですから、気持ちを強くもったところで、無意識にホメオスタシスが働き、無情にも元の状態に戻されてしまいます。

ですので、ホメオスタシスを発動させないためには、ただ「淡々とこなす」ということに徹するしかありません。

「気合い」を入れて気持ちを強く持ちつつも、行動は「淡々と」無意識で行えるくらいの感覚でやる必要があります。

それを実行するために私がオススメしているのが、日常生活での「面倒」なことを、その場で瞬時にやるようにする、という方法です。

以前にもお話ししましたが、例えば、自分の家の床に落ちている、ちょっとしたホコリのようなものは、「あとで掃除すればいいや」などと思って、すぐに拾ったりしないものですが、これを「面倒」と思う前に、即座に拾うようにします。

「私は綺麗好きだから、そんなことは無い」という方も、普段、日常生活の中で「あとでやろう」と思うような、ちょっとしたことがあるはずです。

そのような些細な「面倒」を、無意識の内に「淡々と」こなせるようになると、無意識の判断スピードが次第に速くなり、何かするたびに、いちいち悩んだり、止まったりしないようになっていきます。

「言い訳を作って、やることを溜め込みがち」「やればステップアップできるのに、すぐに踏み出せない」など、自分にブレーキをかけてしまいがちな方は、「淡々とこなす」マインドを「淡々と」磨き、光速の判断力を身につけて、次のステージへと上がっていきましょう!

この「「淡々とこなす」マインドでいこう!」は、また、本ブログやメルマガで掘り下げていきたいと思います。


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