皆さん、こんにちは。
今日は、とあるクライアントと打ち合わせに、ランチミーティングに出かけました。
そのクライアントの担当は、とても良い人なのですが、打ち合わせの際、なにかとネガティブな話題からスタートすることがあり、今日もいつもと同じように、決して明いとは言えない話題から打ち合わせが始まりました。
私は、「また、いつもの話か」と思いつつ、聞くともない、ぼんやりとした相槌で聞き流し、その話題に触れることなくスルーしていました。
それでも、この流れを変えられるトピックは無いかと、なんとなしに考えながら話を聞いていると、突然、私の趣味にぴったりハマった話が出てきたのです。
すかさず話題を転換し、そのトピックで盛り上がると、打ち合わせそっちのけで、話は今後のビジネスの展開にまで広がり、暗い話題で始まった打ち合わせは、お互いの笑顔で終えることができました。
私は、普段、相手がネガティブなトークをしてきた際、熱心に聞く必要のない場合であれば、できるだけそのような話には踏み込まず、相手が話し飽きるまで待つことにしています。
それは、ネガティブな話題に踏み込み、取り込まれてしまうことで、自身のモチベーションが低下するだけでなく、結果的に相手のネガティブエネルギーを拡大してしまい、拡大した負のエネルギーが自分にまで跳ね返ってきてしまうからです。
私は、ネガティブオーラのある人とは、なるべく距離を置くようにしていますが、それでも、仕事の付き合いなどで、避けられないシチュエーションは必ず訪れます。
そんな時、相手がネガティブトークをしてきたならば、私は、その逆を行く発想をしながら、話を聞くようにしています。
例えば、転職したばかりの知人が、「新しい職場に慣れず、迷惑をかけてばかりで落ち込んでいる」といった話をしてきたならば、私は、「改善点に気づけたわけだし、ステップアップするきっかけになって良かったね」などとアドバイスします。
あるいは、「急に大量の仕事を任されて、残業ばかりで大変」と愚痴をこぼしているならば、「いきなり色々仕事を任されて、ラッキーじゃん」といった言葉で答えます。
自分の気持ちを押し殺すことを促したり、現実から目を背けるよう勧めるわけではありませんが、人は、マインドが窮屈であればあるほど、心の中のネガティブ思考が増幅し、自分自身について客観的な評価ができなくなります。
私は、ネガティブ思考の相手と向き合わなくてはいけない時、「エフィカシー」の低い状態から逃れることを考えると同時に、ネガティブの逆を行くことで、相手の「エフィカシー」を引き上げるきっかけを作り、お互いのエフィカシーを高められるよう相手に接します。
「エフィカシー」とは、自己啓発界隈では「自己能力の自己評価」のように訳されますが、わかりやすく言い換えると、「自分の能力を自分自身でどれくらい評価しているか」について説明する言葉です。
自分自身を蔑(さげす)んだり、落ち込んだ気持ちをふっきれない人のほとんどは、自分自身の「エフィカシー」を高く持つことができず、常に自分を誰かと比較したり、自らの不遇を他人のせいにしようと考えます。
ネガティブを逆転し、相手の気持ちをポジティブに転換できたならば、その経験は自分にとってのポジティブとして加算され、相手のポジティブはそれに輪をかけて倍増し、自分に返ってきます。
そのようなポジティブの連鎖は、仕事づきあいでも、友達づきあいでも、お互いの関係における強固な礎(いしずえ)となり、やがて、お金では買うことのできない大切な資産となります。
ビジネスをされている方であれば、そのようなポジティブから生まれた信頼関係は、事業の地盤を築く、重要な要素となるでしょう。
とは言え、見返りを期待してそのようなことを考えるべきではありませんが、どんなネガティブな状況に遭遇したとしても、逆転の発想でポジティブを与え、ポジティブを返されるスキルが身につけば、どんな逆境にも打ち勝つことのできる、無敵のメンタルを獲得できるはずです!
この「逆転の発想で引き寄せるポジティブ思考!」は、また、本ブログやメルマガで掘り下げていきたいと思います。