「期末試験」から気づきを得る潜在意識!

2017年12月3日
子育て 自己啓発

皆さん、こんにちは。

この数日、子どもが期末試験ということで勉強をしていたのですが、ご多聞に漏れず、ギリギリ追い込みでやっている教科があり、見かねた私は、テスト範囲を総ざらいカバーする問題集を作成してあげました。

私は、テスト前だけ必死で勉強するようになるのは、そもそも、学校や先生の教育方法に問題があると思っていますが、その話は、また別の機会にお話しするとして、このようにテスト直前ギリギリまで準備を引き延ばしてしまうと、なかなかモチベーションを高めることができません。

そんな時、多くの親は、心配しながらも「いいかから勉強しなさい」と言い、当の子どもは、人ごとのような物言いに感じて、モチベーションが高まるどころか、不安ばかりが増え、モチベーションは低下してしまいます。

そのような状況で、子どものモチベーションを高めるには、子どもの「エフィカシー」を高めてあげる必要があります。

「エフィカシー」とは、自己啓発界隈では「自己能力の自己評価」のように訳されますが、わかりやすく言い換えると、「自分の能力を自分自身でどれくらい評価しているか」について説明する言葉です。

私の場合は、単に側(はた)から「頑張れ」と言うのではなく、本気の問題集を作成してあげることで、「こんなに素晴らしい武器(問題集)を作ったから、君は絶対に頑張れる」と、行動の伴った応援をし、「強力な武器」と「強力な応援」を手に入れた私の子どもは、自信を回復し、モチベーションを高めて試験を乗り切ることができたのです。

と、このように書くと、美談のように聞こえてしまいますが、実際は、「勉強やらないの?」と言っても、だらだらとYouTubeを見たり、ゲームをしたりと、試験の日が近づけば近づくほど、現実逃避の理由を見つけてばかりいました。

放っておいても、追い込みで乗り切ったとは思いますが、私としては、追い込まれてようやく力を発揮するのではなく、どんな時にでも実力以上のパワーを発揮できるように、普段から訓練してほしいと思っていますので、できるだけ普段から準備するよう声がけをしています。

しかしながら、人間というものは、先送りする性格を持っているため、なかなかうまくいきません。

その日が近づけば近づくほど、「やらない理由」を無意識に見つけ、LINEをチェックしたり、動画を見たり、ゲームを始めてしまい、現実逃避に走ってしまいます。

「直前に一夜漬けでなんとかなった」という経験は、皆さんにもあるかと思いますが、それは少なからず、自分を追い込むことによって、誰もが持っている「潜在意識」を引き上げることができたからです。

そもそも「潜在意識」があるならば、常に引き出せるようにしておけばいいのですが、「潜在意識」を引き出すためには、それなりのパワーが必要であり、それが簡単にできるならば、誰もが順風満帆(じゅんぷうまんぱん)な人生を歩んでいるはずです。

一方で、「やらないといけない」と、わかっているにもかかわらず、LINEやゲームに走ってしまうのは、人間として正常な行動とも言えます。

それは、テスト勉強という、それなりのパワーが必要とされる状況に身を置くことで、人間の持つ「ホメオスタシス(恒常性維持機能)」が働き、いつもと異なる状況を、普段通りに戻そうとするからです。

人間が、暑い時に汗をかいて体温を下げ、寒い時に鳥肌をたてて体温を逃さないようにするのは、環境の異変に気づいた脳が、「ホメオスタシス」の力で、これまでの状態に戻そうとする結果です。

期末試験を直前に控えた子どもは、「テスト勉強」という普段と異なる状況において、そこから逃れるための理由を必死で考え、その結果、一生懸命さぼる行動に走ってしまうのです。

ですので、子どもには、優先順位が高いことがある時、つい携帯電話を手にしてしまったら、「まず一旦、手を止めて、自分にとっての優先事項を考えるようにする」と話しています。

現実は、なかなか難しいものですが、そのようにして、普段から「自分にとっての普通」を、「さぼり」と逆のベクトルに引き上げていくと、「追い込み」でしか発揮できなかった「潜在意識」までの距離が、どんどんと近くなっていき、やがては、「ちょっとしたモチベーション」だけで「潜在意識」を引き出せるようになります。

又、人間には、それぞれが感じる「コンフォートゾーン(自分が心地よいと感じる環境)」があり、大変なことを目の前に「さぼる」ことが当たり前と感じているならば、それが自分にとっての「コンフォートゾーン」になり、普段から準備をして、本番では実力以上を発揮することが当たり前と感じているならば、それが「コンフォートゾーン」になるのです。

つまり、「コンフォートゾーン」と「ホメオスタシス」は一体の存在であり、この「コンフォートゾーン」を引き上げることができれば、当然「ホメオスタシス」がそれに合わせようと働きますので、「潜在意識を引き出せる自分」を「コンフォートゾーン」にするよう訓練すれば、自ずと「潜在意識」を引き出す力が身につけられるというわけです。

大人になった皆さんには、もう「期末試験」はやってこないと思いますが、「自分の実力を300%発揮したい!」「もっと自分の力を伸ばしたい!」と思っている方は、「やらない」ことを「ホメオスタシス」のせいにするのではなく、「コンフォートゾーン」と「ホメオスタシス」のセットを味方につけ、爆発的な「潜在意識」を引き上げられる自分を強く意識すれば、その願いは現実化するはずです!

この「「期末試験」から気づきを得る潜在意識!」は、また、本ブログやメルマガで掘り下げていきたいと思います。


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