「群れ効果」で生まれる本当の引き寄せ!

2017年11月19日
自己啓発 読書

皆さん、こんにちは。

今日は、「How Google Works(私たちの働き方とマネジメント)」という本を読んでいます。

割と前に購入して、途中で積ん読に入ってしまっていたのですが、時間を作って一気に読了しました。

タイトルが示している通り、この本は、Googleの取締役であるエリック・シュミット、Googleを退社しエリック・シュミットのアドバイザーを務めるジョナサン・ローゼンバーグによって書かれています。

内容は、読む前から予想がついていましたが、さすが世界を変えた人物が書いただけあり、実に含蓄のある言葉や、深い体験が語られており、会社経営者や大企業の社員でなくとも、参考になることが沢山書かれています。

中でも、著者自身の表現や、引用されている言葉が素晴らしく、思わず引用したくなる文章ばかりで、彼らの人間としての厚みを感じさせられる一冊です。

この本は450ページ超と、それなりのボリュームで、どれも為になる話ばかりなのですが、その中で気になった一つが、Googleが最も重きを置く「採用」に関する「群れ効果」という一節です。

「気になった」と言っても、さらっと読んでしまえば、大した内容では無いのですが、この「群れ効果」の話では、ベンジャミン・シュナイダーの「ASAモデル」というロジックを元に、「すばらしい人材の集まる会社は、すばらしい仕事を成し遂げるためだけではなく、さらに多くの素晴らしい人材を引き寄せる」というポリシーを掲げています。

つまり、簡単に言ってしまえば、日本に昔からある「類は友を呼ぶ」とも言えるのですが、彼らは、これを常にプラスへ作用するよう、最高の人材を集めることに心血を注いでいます。

例として、「Aクラスの人材は同じAクラスを採用する傾向があるが、Bは、CやDまで採用してしまうため、誤ってBを採用すると、CやDまで混ざってしまう」とし、いかに「Aクラス」の人材を集めることが重要かが語られています。

この考え方は、採用や面接などとは縁がない、フリーランスや独立起業家の方にとっても、応用することが可能です。

小規模で活動している、フリーランスや独立起業家にとって、社員を雇うということが無くとも、仕事仲間を増やし、横のつながりを拡張していくことは必要です。

もちろん、フリーランス初心者や、起業したばかりの方ならば、いきなり「Aクラス」の仲間を見つけることは難しいのですが、仮に、皆さんが「初心者の中のAクラス」だとすると、「Bクラス」「Cクラス」の仲間ばかりを増やしていては、決して、「中級者のAクラス」になることはできません。

皆さんが「中級者のAクラス」「上級者のAクラス」を目指していたとしても、「Bクラス」「Cクラス」の仲間が、皆さんを下のクラスへ引っ張ってしまうからです。

又、逆に、そのような環境にいると、自ら「Bクラス」「Cクラス」に合わせてしまうことさえあります。

人間には、自分にとっての「コンフォートゾーン(心地よく感じる環境)」があり、脳は、自分に合ったコンフォートゾーンを維持しようとします。

これは、私たち人間が持つ「ホメオスタシス(恒常性維持機能)」によるものであり、人間は、少しでも異なる環境に身を置くと、脳が、自分の環境を、これまでの現状に戻そうと働きます。

つまり、どんなに上を目指していたとしても、「Bクラス」「Cクラス」といることが、「自分にとっての普通」と認識してしまうと、上のクラスに行く努力をしないよう、脳によって制御されてしまうのです。

実際、私自身も、過去に、そのような経験がありました。

当時のビジネスは順調でしたが、付き合う人が悪かったため、私は、知らずの内に、自分を下のレベルに合わせるようになっていました。

それまでは、特別意識することなく、向上心を自然と培ってきましたが、環境(人間関係)が悪くなることにより、自ら向上心を抑える方向に動いてしまったのです。

その時は、自己啓発的な知識や、その類いの意識が無かったこともあり、自分の状態に気づき、それを調整するのに時間がかかりました。

人をクラス分けすると、あたかも差別主義のように聞こえてしまうかもしれませんが、これは、至極もっともな話であり、「Bクラス」や「Cクラス」の人を、人として排除するというわけでもありません。

又、このような話をしたからと言って、「今すぐレベルの低い仲間と縁を切りましょう!」と勧めるわけではありません。

上のクラスに行くためには、下のクラスの人たちを切り離すのではなく、自ら離れていくように仕向ければ良いのです。

つまり、自分が上のクラスへと邁進していれば、やがては、下のクラスの人たちの「コンフォートゾーン」から遠ざかることになり、結果的に、レベルアップした皆さんから離れていくことになります。

しかしながら、だからと言って、自分より上のクラスの人たち(群れ)が、彼らより下のクラスからやってきた人間を、すんなり受け入れてくれるわけではありません。

上のクラスの「群れ」に入るためには、それ相応の努力と勉強が必要になります。

それでも、これまでに付き合っていた下のクラスの仲間が、皆さんに違和感を感じだす(離れだす)頃には、きっと、それ相応のクラスにレベルアップできているはずです。

そして、上の「群れ」に入ることができたならば、皆さんの周りには、別の素晴らしい仲間が、自然と引き寄せられてくるでしょう。

皆さんが、「いつまでたっても自分をレベルアップできない」「もっとチャレンジングな仕事に関わりたい」など、現状に不満を感じているならば、今の環境や仲間に甘んじていないか、自らに問いかけ、より上の「群れ」を目指す意識を強くすることで、最高の引き寄せが生まれるはずです!

この「「群れ効果」で生まれる本当の引き寄せ!」は、また、本ブログやメルマガで掘り下げていきたいと思います。


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