ディテールにこだわろう! Part2

2017年8月29日
自己啓発

皆さん、こんにちは。

今日は、車のメンテナンスにディーラーを訪れたのですが、毎度訪れるたびに気になることがあり、今日も、あれこれと気になって仕方ありませんでした。

その気になることとは、店内の構造や、人の出入りです。

自動車メーカー、特に、外国車ディーラーは、決して安いとは言えない買い物をお客にさせるわけですから、顧客には特別な体験をしてもらう必要があります。

私は、旗艦店ではなく、たまたま近所のディーラーで購入してしまったため、その店舗の内装は中途半端なのですが、店の半分は、実に高級感の無い作りになっており、そのエリアに座らされると、非常に気持ちがゲンナリしてしまいます。

又、人の出入りにも気を使っている様子が見られず、お客に出しているおしぼりの業者が表のショールームから出入りしていたり、配送業者がお客の横から荷物を搬入してきたりと、割と残念な気持ちにさせられるケースがしばしばあります。

特に高級なラインの商品を購入する際は、それにふさわしい空間と体験を提供することで、商品そのもの以上の価値が生まれるのであり、その付加価値を蔑(ないがし)ろにすべきではありません。

又、私は、デパートなどの地下駐車場に車を止めた時には、よく階段を利用するのですが、大抵の場合、そのような場所の階段の壁は、適当な塗り壁で、暗いグレーの塗装だったりと、そこに足を踏み入れるだけで陰鬱な気分になってしまいます。

利用者の少ない箇所にまでお金をかけられない、といった事情は理解できますが、デパートや高級車ディーラーなどであれば、そうしたディテールを含めた部分にまで、価値を提供すべきでしょう。

Apple社の初期のパソコンは、Frog Designというデザインファームが製品デザインに関わっていたのですが、実に細部にまでこだわってデザインされており、それは現在のApple製品に至るまで継承されています。

「同じ機能ならば安いのを買った方が良い」という趣向も理解はできますし、そのような考え方が悪いわけではありませんが、ディテールにまでこだわった、機能的価値以上の付加価値こそが、本当に「お金を出したい」と思っている人の感性に届くのであり、永続的に高い価値を生み出すことのできるマインドは、ディテールの中に宿ります。

皆さんのような、フリーランスや独立企業家の方々にとっては、多売薄利ではなく、より高い価値を生み出すことが、時間的・経済的自由を掴(つか)む近道になります。

「なかなかサービスを高く売れない」「値決めをするのが苦手だ」という方も、クライアントやお客にとっての価値を改めて推し量り、自分自身の付加価値を高めるために、ディテールにこだわって、唯一無二の自分を創り出しましょう!

この「ディテールにこだわろう!」は、また、本ブログやメルマガで掘り下げていきたいと思います。


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