知識のゲシュタルトを高めよう!

2017年8月17日
自己啓発 読書

皆さん、こんにちは。

最近は、ぼちぼち読書をしているのですが、どうしても積ん読数が、読了数を上回ってしまい、早く消化したいと思いつつも、何かにつけて新しい本を買いこんでしまう今日この頃です。

このブログでも何度か書いていますが、私は、そもそも読書が好きではありませんでした。

成人してからはもちろんのこと、学生時分も、「この本が読みたい」と思って、本を手に取った記憶がありません。

唯一覚えているのが、小学校6年生の時に転校生が勧めてきた、江戸川乱歩の「大金塊」です。

しかし、本の内容というよりも、本の中身をくり抜いてゲーム(ファミコン)のカセットを隠していたという友達の芸当と、江戸川乱歩の怪奇物という内容が一致して、なんとなく興味が湧いたという程度でした。

それ以降、本を積極的に読むこともなく、「わざわざ本を読まなくても知識には困らない」くらいに思っていたのですが、遅まきながら今の年代になって、突然、読書の楽しさと重要性に気がつくようになったのです。

もっとも、あるきっかけで著名な作家さんと関わり、電子書籍のレーベルを運営したり、又、後には、自分で電子書籍を出版することになりましたので、本に関心を持つ地盤はできていたのですが、なんの気無しに、いくつかの本を斜め読みしている内に、ある知識が一冊にまとまっていることに、いたく感心し、自然と様々な分野の本を手に取るようになりました。

更に本への関心を増幅させたのは、近所にある代官山蔦屋書店です。

この店は、売り場面積に比べて蔵書数はかなり少ないのですが、キュレーションが素晴らしく、あるコーナーは、哲学・宗教・経済・教育・文化・歴史・科学と、全知識のゲシュタルトを構成しているような売り場づくりになっており、私は、その一角を小宇宙のように思って本を物色しています、笑

私の関心のベクトルが、読書、もっと言えば、学ぶということへ一気に向き始めたのは、この知識の「ゲシュタルト」にあります。

ある分野の本を読んでいると、著者が異なっても、同じ知識に出会うことが多々ありますが、その知識の理解を深めながら幅広い分野について本を読んでいると、それぞれの分野の知識が次々とつながる瞬間があります。

「ゲシュタルト」とは、個別の要素を包摂(ほうせつ)する全体の枠組みのことを言いますが、読書や学びの醍醐味は、この知識のゲシュタルトを知ることにあります。

又、幅広い知識を手に入れ、自分の中の知識のゲシュタルトが大きくなることにより、自ずと視野が広くなり、物事を俯瞰的に見る力が強くなります。

当然、この感覚はビジネスにも応用できます。

私は、著書や当ブログで「自分の価値」を高めることを強調してきましたが、知識の幅が広くなれば、物事の理解度も深くなり、スキルを身につける速度が向上して、「自分の価値」をいかようにでも高められるようになります。

どんな分野でも、表層的な知識やセンスの上に成り立ったビジネスは絶ち消えていくように、逆に、広く深い知識で足元を固めれば、太く長くビジネスを続けていくことができます。

フリーランスや独立起業家初心者の方にとって、場数を踏むのには長い時間が必要ですが、読書にはそれほど時間がかかりません。又、ベテランの方々も、更にステップアップしていくために、一見自分の職種と関係のない知識を吸収することで、自身の価値に幅を持たせることができます。

私は、紙の本も優れたメディアとしてオススメしますが、今は、Kindleなどの電子本もあり、紙の本もAmazonで注文すれば翌日には届きますので、「スキル獲得をスピードアップさせたい」「マンネリを打破するきっかけが欲しい」などと思っている方は、ぜひ、多くの本から知識を吸収してみてください!

この「知識のゲシュタルトを高めよう!」は、また、本ブログやメルマガで掘り下げていきたいと思います。


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