皆さん、こんにちは。
今日は、ひろゆき(西村博之)の「無敵の思考」を読んでいます。
ひろゆきと言えば、巨大掲示板サイト「2ちゃんねる」で有名ですが、2ちゃんねるも「あめぞうリンク」というBBS(掲示板)サイトを源流としており、当時は、perlという言語で書かれたBBSが流行っていたため、私も、BBSサイトを作って人に投稿させたりしていました。
2ちゃんねるのような掲示板サイトが、今も変わらず残っているのを見ると、「なんでも継続していれば形になるものだ」と思ってしますが、この本を読むと、当の本人は「そんなに深く考えていない」と感じるかもしれません。
この本では、ひろゆき氏が「いかに人生を楽に生きるか」のノウハウを語っていますが、初めにネタバレしてしまうと、「あとがき」以外は、本人が書いていません、笑
もっとも、編集者が、取材コメントや本人の書いた記事をまとめた内容になっていますので、中身は、本人の言葉によるものです。
それ故、見聞きした内容が多く、特別な新鮮さは無かったのですが、私がこの本を読んで感じたことは、「色々な人がいて良いんだな」ということです。
成功本や自己啓発本と言うと、真面目な側面から捉えたものになりがちで、私の著書やブログも、どちらかというとそのような傾向がありますが、彼のように、若くして成功しながらも、異端なやり方、世間から見れば「かっこよくない(かっこつけていない)」やり方で、「いかにラクに楽しく生きるか」を語る、ひろゆき氏のあり方を垣間見ることで、自己啓発的に言うところの「スコトーマ(心理的盲点)」が外れたように感じました。
この本も、根底にある部分は、成功本や自己啓発本と共通することが書かれているのですが、多くの成功本が、自分を高めることや、高いゴールなどの、ポジティブな切り口で語られるのに対し、ひろゆき氏の場合は、最悪のシミュレーションや、金銭感覚を低い位置に設定するなど、一見するとネガティブな切り口で思考しています。
本当の意味での「お金持ち」になれない理由は「お金を使いすぎること」という、身もふたもない理由は、他の本でも書かれていることですが、彼のように、ネガティブな側面からシニカルとも捉えられる語り口で綴られることで、妙な納得感を得ることができます。
私たちは、「成功」や「幸せ」というキーワードを見ると、つい、クリーンな言葉を期待してしまいますが、現実は、すべてクリーンなわけではなく、どんな成功者も、土臭い努力があったり、異端と思われるような生き方をひたすらに続けていたりと、なにか人と違った歩み方をしているものです。
「私はあの人みたいに立派な生き方をしていない」とか「成功している人たちのようにストイックにできない」など、理想のイメージだけに囚(とら)われてしまっているのであれば、一旦、そのような呪縛から外れ、自分自身を愛し、自分のやり方を信じてみてください!
この「最高なのは自分自身!」は、また、本ブログやメルマガで掘り下げていきたいと思います。