自分の価値を高めよう! Part8

2017年8月15日
自己啓発 読書

皆さん、こんにちは。

今日は、「予想どおりに不合理」という本を読んでいます。

この本は、行動経済学をテーマに、欲求や規範といったことが、人々の行動にどう影響するかについて書かれています。

その中で、興味深かった話の一つが、ある実験の話です。

三つに分けられたグループに単調な作業を行わせ、一つのグループには高い報酬を、二つ目のグループには、それよりも少ない報酬を与え、三つ目のグループには、報酬を与えず社会的な依頼として作業を行わせると、少ない報酬をもらった二つ目のグループは、報酬をもらっていない三つ目のグループに比べて、熱心に作業をこなさなかった、という結果になったそうです。

この実験は、「お金」という市場規範が介入すると、その作業にふさわしくないと感じられる報酬の場合にモチベーションが下がり、「社会のため」という社会規範に則(のっと)ると、逆にモチベーションが高まる、ということを示しています。

著書「成功するフリーランス – 年収1000万円は簡単に実現できる」でも書いていますが、フリーランスのような立場の場合、職種によっては、クライアントの要求によって、不当な金額で仕事を受けてしまうケースをよく目にします。

そして、そのような場合、往々にしてクライアントの要求と実際の報酬に乖離(かいり)が生じ、金銭トラブルになるだけでなく、仕事として十分な結果を残すことができなくなります。

つまり、前述の実験の話のように、ビジネスという「市場規範」の上では、作業に見合った報酬を受け取るべきであり、いくらクライアントが強引に値踏みをしたとしても、必ず、その仕事に見合った報酬を受け取るべきなのです。

又、その「見合った報酬」とは、イコール「自分の価値」であり、それに見合わない対価で仕事をすることは、自ら「自分の価値」を下げるということになります。

皆さんのような、フリーランスや独立企業家の方は、自分の仕事の値段を、自分で決定することができます。

戦略的に価格設定をし、納得のいく報酬を得られるならば、需要に合わせることもアリかもしれませんが、皆さんは、誰からの縛りも受けずに「自分の価値」を対価として提示できる立場にありますので、決して自分を安売りせず、自信を持って「自分の価値」を高めていきましょう!

この「自分の価値を高めよう!」は、また、本ブログやメルマガで掘り下げていきたいと思います。


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