所有する時代の終わり

2017年3月17日
自己啓発

皆さん、こんにちは。

皆さんの中には、音楽が好きで、「音楽は欠かせない」という方がいらっしゃるかと思います。

私は、小学校の頃から音楽が好きになり、1990年には、バンドをやろうと買ったギターを1ヶ月で触らなくなった代わりに、DJ機材を揃えて、20年以上DJとして活動してきました。
それ故、沢山の音楽を収集し、これまでに何十万曲という音楽を聴いています。

当初、DJが使う音楽フォーマットと言えば、針を落として聴く「アナログレコード」で、2000年代初頭まで、その流れが続きました。
ところが、DJ用のCD機材や、PCのDJソフトが進化したため、現在、DJの主流は「デジタル」となっています。

一般的な音楽の楽しみ方も、2000年代後半以降、ほとんどが、ダウンロードやストリーミングに変わりました。
そして、今や多くの音楽は「無料」で聴くことができますので、現在の中高生の世代には、音楽を「所有する」、更に言えば「購入する」という認識は、ほとんど無いように感じます。

つまり、テクノロジーの進化や利便性と共に、「音楽の所有」という概念が薄れたということになります(もっとも、最近では「アナログレコードブーム」なるものありますが)

こうした動きは、例えば、テレビを録画するためのハードディスクレコーダーが動画配信サービスに置き換えられたり、少し先の未来であれば、自動運転カーやカーシェアリングの普及、そしてAIによって、人間の運転するマイカーやタクシーを使わずとも移動できるようになる、といったことが起こりつつあります。

少し話が大きくなりましたが、モノを「所有する」ことが時代と共に変化するとしても、「手に馴染む」とか「手触りがいい」と言った、デジタルや利便性だけで置き換えられないこともありますし、癖のある機材など、デジタルでは表現できないモノは、まだまだあります。

とは言え、この時代の変化は無視できないスピードで進んでいますので、「断捨離」とまではいかなくとも、このタイミングに、身の回りにある、無駄なものや、使わないものを、一度整理してみると良いでしょう。

モノを整理すると、意外と新しい気持ちになりますし、身軽になることで、新しい発想が生まれたり、取捨選択する速度が上がることがあります。

この「所有する時代の終わり」は、また、本ブログやメルマガで掘り下げていきたいと思います。


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