皆さん、こんにちは。
今日は「鳥を識る(しる)」という本を読んでいます。
鳥は、私たちの身の回りにいる小さな動物ですが、彼らは、とても高い能力を持っており、この本では、その様々な能力についての考察が書かれています。
例えば、鳥の視力は人間よりも高く、種類によっては、紫外線などの波長を感知し、人間が識別できない羽の色を区別しているそうです。
更には、記憶を参照し、生き物やモノなどの対象を細かく区別する能力や、思考して道具を使う能力、文法を持ち、人間の赤ちゃんと同じように言語を習得する能力など、普段見ている鳥からは想像できない多様な力を持っていることを識ることができます。
私が、鳥に興味を持ったのは、日本中どこにでもいるスズメやハトの行動が、ある時、非常に気になるようになったからです。
人間が慌ただしく生活している傍(かたわら)、鳥たちは、無邪気に木や電柱の間を飛び回り、時には、人間の近くにやってきて餌を期待したりします(生き残るために、必死に飛び回っているのかもしれませんが)
そんな、鳥たちを眺めている内に、「何考えて生きてるんだろう?」と思うようになり、愛でるように鳥を観察するようになったのです。
鳥は、空を飛ぶことができますので、広い行動範囲で活動していますが、そのような鳥の動きを眺めていると、普段気がつくことのなかった物事が目に入るようになります。
又、目の前の物事を違った視点から見ることができますので、鳥からアイデアをもらうこともしばしばあります。
だからと言って、皆さんに「鳥の観察」をオススメするわけではありませんが、私が鳥から学んだのは、自己啓発的に言うところの「スコトーマ(心理的盲点)」に隠れた物事に気づく能力です。
少し大げさに聞こえますが、私たちは、忙しく毎日同じ行動を取っていると、次第に視野が狭くなり、気づけなくなることが増えていきます。
そのように狭くなった視野を広げてくれたのが、私の場合は「鳥」だったのですが、鳥に限らず、普段気に留めないところに目をやることから気づかされることは沢山あります。
皆さんも、「自分は考えが偏りがちだ」とか「なかなか視点を変えることができない」ということがあれば、時々周りを見渡して、身近にありながら気づくことのなかったことを探してみてください!
この「鳥から識る!」は、また、本ブログやメルマガで掘り下げていきたいと思います。