皆さん、こんにちは。
今日は、子どものサッカーのチームメイトが、実力を発揮できず悩んでいると言うことで、その様子をうかがっていました。
私は、頻繁に子どもの練習を見に行っているため、チームメイトたちは顔なじみで、それぞれどんな様子か観察していたのですが、子どもの話を聞いている限り、自分の与えられたポジションの「役割」について悩んでいると言うよりも、他の選手と自分を「比較して」悩んでいる様子でした。
察するに、その悩んでいる選手は特別なスランプでは無いにも関わらず、周りが過剰に反応して、本人を追い込んでいるように思っています。
又、元々、それなりの評価を得てメンバーになったということもあって、その時の「エフィカシー(自己能力の自己評価)」と、今の実力の差を受け入れられず、現状に不満を抱いているようでした。
現状に不満を持っていること自体は、「エフィカシー」が高く、自分の「コンフォートゾーン(自分が心地よいと感じる環境)」がもっと高いところにあると感じている証拠なので、それは大いに「あり」なのですが、その動機が、一緒に成長している他の選手との比較によって生まれているため、それでは意味がないと思いながら、子どもの話を聞いていました。
悩んでいる選手には、早く自分で気づきを得て、良い状態に戻ってほしいものですが、自分の能力を伸ばすためには、自分の能力を他人と能力を比較して考えるべきではありません。
多くの人は、周りの優れた人を見て、自分に無い能力をうらやんだり、自分と比較することで劣等感を感じたり、時には妬(ねた)んだりすることがあります。
しかし、他人と比較することは、かえって、エフィカシーを下げてしまう結果になり、自分の能力を伸ばすどころか、自ら押し殺してしまうことになります。
皆さんも、周りで成功している人たちを見て、つい自分を蔑(さげす)んでしまうようなことがあれば、比較すべきは周りの誰かではなく「未来の自分」であるということを意識し、ゴールである「未来の自分」のイメージを現状の外側に設定し、その目標を日々アップデートしていきましょう!
この「ゴールは未来の自分!」は、また、本ブログやメルマガで掘り下げていきたいと思います。