皆さん、こんにちは。
今日は、子どもが、東京のはずれにある老舗遊園地「よみうりランド」に行っていたので、サッカーの送迎のついでに迎えに行きました。
よみうりランドは、私の親せきが近くに住んでいることもあり、子どもの頃から馴染みの深い場所です。
又、付近は草木生い茂る山なので、私が小学校の頃は、背の高い草をかき分けて、巨大なカマキリやトノサマバッタを捕まえに繰り出していました。
そんなエピソードを、帰りの車中で子どもに話していたのですが、虫取りや自然には興味が無いようで、それよりも、手もとのスマートフォンに夢中の様子でした。
このような現代っ子を見て、「最近の子は虫取りもしない」とか「今時の子は自然で遊んだりしない」とぼやく大人がいますが、私も時々そのように思うことがあるため、少し残念に思いながらも、今日は、違う観点の発想が頭に浮かびました。
「最近の子は〜」と言っている大人の多くは、逆の立場からすれば、インターネットやスマートフォンなどのテクノロジーを積極的に学ぼうとしなかったり、ましてや、そうした機器に触れようともしない人もいます。
もっとも、最近は、スマートフォンが生活の一部として浸透しましたので、中年以上の方々も、LINEやメールくらいはなんとかできるようになりましたが、それでも、一生懸命自撮り写真をSNSにアップしたり、何時間も動画を見たりゲームに興じる姿に共感できる大人は多くありません。
「世間的常識」を決めているのは大人たちですので、今のところ、虫取りや自然に興味も無く、ひたすらスマートフォンの画面を眺めているのは「おかしい」ということになっていますが、今の子どもたちが大人になる頃には、テクノロジーが劇的に進化し、その「世間的常識」も全く異なるものになっていることでしょう。
そんな時代が来ても、私は、山や海にでかけて自然に触れるべきだと思いますが、私が気づいたのは、多くの大人が、自分の経験だけで「常識」を語ってしまうことに、なんら違和感を感じていないということです。
私は、幸いにも、子どもの頃は自然の中で駆け回り、学生時分から今に至るまでインターネットにどっぷり浸かってきましたので、昔を懐かしむ大人と、テクノロジーを享受する子どもたちの両方の言い分が理解できますが、ことスマートフォンやインターネットについて盲目的に毛嫌いする大人を、私は毛嫌いしています、笑
テクノロジーを使うかどうかの選択は人それぞれなので、無理に最新機器を使う必要などありませんが、これからの時代を生きる子どもたちが、自ら興味を持ったテクノロジーに触れるチャンスを、大人の「常識」で潰してしまう大人が許せません。
そのような大人たちに少しでもインターネットを理解してもらう本を、ただいま執筆中ですが、その話はさておき、自らの経験だけで物事を捉えてしまい、つい偏った考えになってしまうことはビジネスのシーンでもよく見られます。
特に古い慣習や年功序列で生きてきたビジネスマンは、おかしなほどに、自分たちのやっていることの古臭さや非効率さに気づかないことがあります。
このブログの読者の皆さんは、意識の高いフリーランス/独立企業家の方ばかりですので、先進的な考えを持っていると思いますが、自分以外のやり方に目をやる機会が少ないという方は、一旦、自分の中の「普通」や「常識」を横に置いて、新しい世代の人たちの行動や考え方を観察してみてください。
特に、まだまだ未熟な、小・中学生の行動や考え方には、気づきを得ることが沢山あります。
自分の考え方をつい押し付けてしまったり、新しい技術や文化に抵抗を感じてしまうという方は、自分の中の「スコトーマ(心理的盲点)」を外すためにも、普段触れることの無い環境に身を置いたり、なかなか付き合うことのない人たちと出会う機会を積極的に設けてみると良いでしょう!
この「常識を打ち砕こう!」は、また、本ブログやメルマガで掘り下げていきたいと思います。