皆さん、こんにちは。
最近、他人のちょっとしたITの使い方を見ていて、「現代人も大分思考能力が低下してしまっているな」と感じることがありました。
今時は、電車のルート、料理のレシピ、楽器の弾き方から、最新のニュースまで、誰もがインターネットを使って瞬時に調べられますが、その便利さが当たり前になったが故、「ネットに無い→わからない→人に聞く」というように、「思考」の入る隙が全く無くなってしまったように思います。
スマートフォンが普及する以前、インターネットのメインユーザーは、パソコン好きのヲタクか、仕事でネットに携わっている人が多数だったため、初心者が無遠慮に質問をすると、日本では「ググレカス」と言われ、海外では「Google It」と言われることがほとんどでした。
現在はインターネットが一般に普及し、Googleで検索することが当たり前の行為になったため、そのような言葉もあまり耳にしません。
しかし、インターネット検索が日常になった今も、「検索能力」が向上している気配は見られず、むしろ、「ネットに無いもの=わからない」という認識が強くなっていると感じます。
この主な原因は、一言で言えば「検索能力」なのですが、大きな理由は、「言語能力」の低下と「思考能力」の低下です。
検索エンジンプログラムは日々進化し、その裏で動いているコンピューターは、人間が到底追いつかない能力を持っていますが、曖昧な言葉を理解する力は、まだまだ人間に及びません。そのため、正確な情報を引き出すためには、コンピューターが理解できるよう、検索ワードを選別し、それを適切に組み合わせてあげることが必要になります。
つまり、検索する側には、豊富なボキャブラリーを駆使して正しい言葉を組み合わせるという、「言語能力」が必要なのです。
又、正しい言葉を使って検索したとしても、検索結果に情報が見つからないことがあります。
その場合、類似の検索内容から情報を掘り下げ、それに関連した検索を再度繰り返すなど、単なる単語での検索以上に、「思考能力」をフル回転するという「ひと手間」が必要になるのです。
テクノロジーの進化目覚ましい現代だからこそ、その利便性は大いに享受すべきだとは思いますが、画面に表示された検索結果をただ受動的に眺めるだけでは、決められた情報の枠組みから外に出ることができず、アイデアも乏しくなります。
意識高いフリーランス/独立起業家の皆さんには、ちょっとした検索でも言葉を「ひと工夫」し、欲しい情報が見つからなければ、簡単に「無い」と諦めず、さらに思考を巡らすという「ひと手間」かけるよう意識してほしいと思います。
たかがインターネット検索ですが、言語空間で脳を活性化させることで、新しい発想や、斬新なアイデアも容易に引き出せるようになることでしょう!
この「思考能力を最大化しよう!」は、また、本ブログやメルマガで掘り下げていきたいと思います。