思考の抽象度を高めよう! Part2

2017年6月1日
自己啓発

皆さん、こんにちは。

私の子どもは、小学1年生からサッカーを始め、今は、ある海外チームの下部組織で活動しています。

私は親バカではないので、子どもを贔屓目(ひいきめ)に見ることはありませんが、子どものサッカーセンスは割といい線で開花しており、現在もチームを盛り上げる存在しとして頑張っています。

以前の記事で少し触れましたが、そもそも私自身はサッカーが好きではなく、どちらかという「嫌い」でした。

しかし、子どもがはじめに入ったチームは保護者主体だったため、コーチ登録をし、ルールを知らずに審判をやらされるなど、半ば強制的にサッカーへ足を踏み入れることになりました。

それでも、子どもとの活動を楽しみながら、はじめは嫌だった審判もいつしか堂々と務められるようになり、10回もできなかったリフティングは、100回、200回とできるようになり、この歳になって、意外とサッカーのセンスがあることがわかりました、笑

子どもも私も、ここまで上達できたのは、毎週練習に出たり、場所さえあればボールを蹴ったりと、サッカーに没頭してきたからです。

又、それ以外に最も大きかった要素は、「世界トップのプレイしか見ない」ということでした。

私自身、サッカー観戦の下地がありませんでしたので、「参考にするなら、高校サッカーやJリーグではなく、世界で一番うまいプレイだけを見よう」と子どもと話し、リーガエスパニョーラ、プレミアリーグ、リーグ1、セリエA、ブンデスリーガといったヨーロッパのトップリーグや、南米の一部の試合だけを見るようにしました。

その結果、自分たちのゴールやセルフイメージが、世界トップのチームや選手に設定され、急激に上達するようになったのです。

又、サッカーでは、選手も審判も監督も「広い視野」を持つ能力が重要なスキルの一つになります。これは「抽象度」や「抽象思考」といった、自己啓発でおなじみの考え方が当てはまる良い例です。

「抽象度」とは、簡単に言うと思考のレベルのことであり、それがより高次になることを「抽象度が高い」と表現します。「思考のレベル」と言っても、頭が良いとか悪いとか言う話では無く、例えば、なにかの具体的知識が集合し、ある一つのカテゴリーを成り立たせている場合、その具体的知識を包摂する高次のカテゴリーを知ることで、より俯瞰してそれらの知識を考えることができるようになるという話です。

説明が少し難しくなってしまいましたが、サッカーの場合、ルールも知らず、選手との連携やボールの流れが全くわからないと、ただボールを追いかけ、やってきたボールを前に蹴ることぐらいしかできません。

しかし、ルールを知ることで、どのように動けばよいかがイメージできるようになり、さらには他選手との連携が頭に浮かぶようになり、ボールさばきのスキルが高まることで、より柔軟に相手をかわし、自由にパスを回すことができます。

つまり、ただボールを蹴ったり奪ったりという低いレベルの思考から、ルールやテクニック、プレイスタイルを身につけることで、サッカーというゲシュタルトが構成され、より広い視点からピッチ全体を見渡せるようになるのです。

実際、私自身も、具体的なルールを知り、基本的なスキルが身についたある時、どこにボールを出せばよいか、どう動けばよいか、そのコースが突然見えるようになった瞬間がありました。

今回はわかりやすく、サッカーの例を出しましたが、ビジネスの世界でも往々にして、この「抽象度」が重要になります。

「抽象度」の高い思考ができるようになると、物事を俯瞰できる能力が高まり、難局にぶちあたった時にも、より高い視点から対処できますので、あらゆる可能性がすぐにイメージでき、最適な解決策が思い浮かぶようになります。

この「抽象度」は一朝一夕にレベルアップできるものではありませんが、普段から知識の吸収に余念無く、広い視野が持てるよう、周りを見渡せる高いところに上がる意識を持ち続けていると、今までに見えていなかった情報が視界に入るようになります。

皆さんのような「成功する」フリーランス/独立起業家の方々は、そもそも意識が高いところにありますので、その強い軸で、誰よりも高い「抽象度」の思考を持ち、さらなる高みを目指しましょう!

この「思考の抽象度を高めよう! 」は、また、本ブログやメルマガで掘り下げていきたいと思います。


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