皆さん、こんにちは。
今日は、午前中から子どもの散髪で美容院に行きました。
私の家族は全員、同じ美容院にお世話になっているのですが、オーナーがその美容院を別の店に売り渡したため、買い取った店のスタッフが新たな子どもの担当になりました。
新しい担当者のスキルには特に不満もなく、クオリティーも申し分ありませんが、買い受けた店には一つだけ、元の店のポリシーと違う点があります。
それは、お客をさばくスピードです。
元のオーナーだった頃は、一人当たり1時間程度の時間を設定していたのですが、店のオーナーが変わってからは、一人当たり30分程度でカットするようになったのです。
もちろん、速ければ良いというものでもないですし、ゆっくり寛(くつろ)ぎながらシャンプーやカットをしてもらうサービスも良いと思います。
しかし、新しい担当や、買い受けた店のサービスは無駄なく丁寧で、しっかりしたスキルを提供していますので、私はむしろ気に入っています。
そして、カットが終わった帰り道、子どもと二人でその話をしました。
私は、「自分の時間と引き換えにサービスを提供しているから、短時間で沢山の客さんを回した方が良い」と言い、「少ないお客さん相手に稼ぐなら、一人当たりの単価を上げればいい」と、子どもに話しました。
そして、立ち寄ったカフェでは「なんで、こういう店の飲み物って高いの?」と聞かれ、「長居する客が多いから、飲み物で一人当たりの単価を上げるんだよ」といったやりとりをしながら、物やサービスの価値について語りました。
又、子どもがわかりやすいよう、プロサッカー選手の移籍金の話などを例に出し、どのようにして「自分の価値」を上げ、大きな収入を得るかについて話したのです。
最も効率的にお金を稼ぐ方法は、投資家かビジネスオーナーになることですが、皆さんのようにフリーランスや独立起業家として起業された方の多くは、いきなり投資家としてスタートしたり、ビジネスオーナーとしてスタートアップされる方も少ないかと思います。
むしろ、クリエイティブな仕事やスペシャリストとしての職を選択されている方も多いでしょうから、そうなると、収益を上げるために必要なことは、時間あたりの単価を上げたり、スキルなどで「自分の価値」を高めていく必要があります。
そのためには、実績を作ったりスキルアップをしながら「自分の価値」を高めていく努力が必要ですが、一番重要なことは「自分の価値を下げない」ということです。
フリーランスのような小規模の立場だと、弱気になって値引き交渉にすんなり応じてしまったり、ひどいケースだと、クライアントの買い叩きにあって泣き寝入り、といったケースがよくあります。
これは私の著書でもお伝えしていることですが、「どんな場合であっても、自分の納得がいかない値下げはしない」ということ必要です。
そもそも、クライアントによる不当な減額や買い叩きは、公正取引委員会により禁止されていますし、そのように値段を下げてしまうことで、結果的に自分の価値を下げることになります。
よく「友達価格で」とか「お金が無いんだけど」という常套句で、格安で仕事を頼む人がいますが、そういう注文にも応じるのはやめましょう。
そのような頼み方は、「あなたには正当なお金を払う価値がない」と遠回しに言われているのと同じことであり、自分の提供するサービスとの等価交換は期待できません。
もちろん、現在のスキルや実績を考慮して金額を決める必要はありますが、あきらかに足元を見られているならば、そのような相手とは仕事すべきではないでしょう。
皆さんは、「成功を目指す」意識の高い方々ですから、自分の価値を下げず、堂々と「自分の価値」を提示できる最強のフリーランス/独立起業家を目指しましょう!
この「自分の価値を高めよう!」は、また、本ブログやメルマガで掘り下げていきたいと思います。