Justin Bieberの病気から自分の病名を初めて知った!

2022年6月13日
健康 音楽

皆さん、こんにちは。

先日、Justin Bieberが自身のInstagramで「Ramsay Hunt Syndrome(ラムゼイハント症候群)」に罹ったために、開催中のツアーを続けられないとファンに伝えました。

ラムゼイハント症候群とは、水疱瘡で体内に残った菌が潜伏したまま何年後かに発症し、耳の周辺に赤い発疹ができたり、顔半分に麻痺が出て耳鳴りや聴力低下など発生する病気です。

水疱瘡に起因する病気としては帯状疱疹もありますが、帯状疱疹が主に痒みや痛みだけの症状なのに対し、ラムゼイハント症候群は、顔面の麻痺という精神的にもダメージの大きい症状が現れます。

なぜ私がJustin Bieberの罹ったこの病気について取り上げたかというと、私も丁度Justin Bieberと同じ28歳の時に同じ病気に罹ったからです。私の場合は、睡眠不足で引越しの片付けをしていた際、疲れて寝落ちし、目覚めると顔面の左側半分が動かなくなっていました。初めは寝ている体勢が悪くて痺れただけなのかと思っていましたが、2〜3日しても麻痺が取れず病院で診てもらうことに。しかし、受診した病院が悪かったのか何も具体的な説明がなされず、とりあえず点滴を打てということでステロイドを投与されたのですが、ステロイドが強すぎて点滴中に呼吸困難になり失神してしまったので、病院に通うのはやめ、自分で治すよう努力しました。と言っても、やったことというのは、座り仕事の時間を減らして毎日ゆっくり湯船につかってマッサージし、なるべく笑うようにする、ということだけです。

結果的に半年程度で症状が改善し、その後は顔が徐々に動くようになりましたが、完全に治ることはなく、今でもあくびなど無意識に行われる現象では違和感を感じることがあり、左目を大きく開けるのが難しく、よく見ると左右の目の大きさが変わり、顔が右側へ湾曲しています。

発症してしばらくは、油断すると片側の口が開いて涎が垂れてしまったり、笑っても片側がしっかり動かないので、一番症状の酷かった期間は人と会うのがつらく感じました。

この時期から元々難聴気味だった聴力が更に低下したのは、DJをしている際に大きな音を聴きすぎたためかと思っていたのですが、実はこのラムゼイハント症候群の後遺症だったということをJustin Bieberの告知動画を見て初めて知りました。

前述の通り、私は受診した病院に対する不信感で他の病院へも通わなかったため具体的な病名を知ることはなく、症状がたまたま改善したので、「単なる疲れか何か」と思うようにしていたのですが、Justin Bieberの告知をきっかけにラムゼイハント症候群について調べてみると、私がかかった症状と全く同一だったのです。

私はたまたま自力のリハビリで快復できましたが、聴力低下と顔面麻痺は永久に治癒しない場合もあるそうです。聴力低下については、この病気以外に鼓膜破裂なども経験しているので複合的な理由があるかと思いますが、ハント症候群罹患時に悪化した状態から聴力は快復していません。

又、顔面の麻痺も取れて、意識すれば概ねちゃんと動くようにはなりましたが、麻痺した箇所の神経に影響して顔が右に引っ張られる状態になっていますので、わずかながらも永久的な後遺症が残ることになりました。

なんにせよ、私は見た目的にも言わなければわからない程度に快復して普通の生活も送ることができていますが、似たような症状が現れた方がこのページにたどり着き、記事に目を通すことがあれば、すぐにでも良い病院で診てもらうことをオススメします。ちなみに、私の自己流治療法の「なるべく笑う」ですが、これはできるだけ無意識に笑う状態が望ましいです。なぜならば無意識に動かす動作を促した方が、神経が自然に働くようになるからです。私はあまり積極的に見ることのなかったお笑い番組を見て、笑う機会を増やしました。

やや不幸話のようになってしまいましたが、Justin Bieberは世界のトップアイドルとは言え、音楽やパフォーマンスの才能は単なるアイドルレベルを超えている方なので、無理をせず十分な休息を取って、また世界中のファンを楽しませる姿を見せてほしいと思います。おそらく、日本公演を含めた残りのライブはキャンセルになると予想されますが、できれば、ファンの皆さんは不満を言わず、彼の快復を暖かく見守ってほしいですね。


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