Apple Magic Trackpad(ブラック)を購入してみた!

2022年3月17日
Gadget macOS Windows

皆さん、こんにちは。

以前の記事でマルチペアリングのキーボードやマウス/トラックボールについてお話ししましたが、キーボードについては、一台で複数台をコントロールしたいためにHappy Hacking Keyaboard Professional Type-Sに集約するも、Macの方はApple Magic Keyboardに戻り、マウスはKensingtonのPro Fit Ergo Vertical Wireless Trackballに集約しきれず、結局、MacではMagic KeyboardとMagic Trackpadの組み合わせに落ち着いていました。

しかしその後、入力感とファンクションキーとの組み合わせによる十字キー操作が気に入っていたHHKBを再度使いたくなり、キーボードはHHKBに集約、マウスは、Mac用にMagic Keyboard、Windows用はVertical Wireless Trackballの組み合わせで運用していました。

Windowsはあまり触る機会が無いので、この組み合わせで問題無かったのですが、ある時、Magic Trackpadの充電が無くなりそうになったため、WindowsマシンのUSBポートで充電しながらTrackpadでWindowsを操作していると、WindowsでもMagic Trackpadを使いたい欲がふつふつと沸いてきました。

Magic TrackpadはWindowsでも認識されますが、デフォルトでは肝心のマルチタッチジェスチャーが使えないため、Magic Trackpadの良さが活かされません。又、私の環境の場合「タッチパッド」の設定が表示されず、カーソルの速度等も変更ができませんでした。

そこでインストールしたのは、フリーで配布されている「Windows Precision Touchpad Driver Implementation for Apple MacBook / Magic Trackpad」です。

このドライバーについては他のサイトでも既に取り上げられているので詳しく解説しませんが、主に(Intel CPU搭載のMacで使用することができる)「Boot Camp」向けに開発され、オープンソースのプログラムとしてGithub上で配布されているドライバーです。

インストールは、ダウンロードしたzipファイルを展開し、infファイルを右クリックからインストールするだけで即有効になります。

早速、Windowsの設定内を覗いてみると「タッチパッド」の項目が表示されています。インストールしたドライバーにより、マルチタッチジェスチャーの項目が有効になり、ピンチイン/ピンチアウト、三本指や四本指操作によるデスクトップの表示や移動なども使用でき、Macでの使用感、もしくは、MicrosoftのSurfaceでのジェスチャーのように使用することが可能です。

以前のVertical Wireless Trackballもホールド感やクリック感は気に入っていたのですが、ホイールの操作感が非常に気になっていました。ウェブページなどをホイールでスクロールしている際に、構造や感度の問題で、回転を止めると僅かに逆方向へ戻ってしまうことがあり、ページをゆっくりスクロールしている時などには非常に使い勝手が悪く感じます。

ホイールの解像度は三段階に切り替えられますが、私の感覚では最大解像度でも動作が荒く感じられ、「微妙に気持ち良くない」操作感が気になっていました。

Magic Trackpadでの二本指スクロールは無段階ですので(厳密に言えば無段階ではありませんが)、引っかかりも無ければ、より直感的に操作が可能です。

又、Trackpadなら、IllustratorやPhotoshopといったクリエイティブ系アプリケーションでの編集時に斜め方向へスクロールができます(マウスのホイールだけでは斜めスクロールはできません)。ほとんどのPCユーザーは、斜めにスクロールする機会はありませんが、私は長いこと斜めにスクロールできるのが当たり前に感じていたので、水平垂直しかスクロールできないのが気持ち悪く感じていました。

とりあえず、Windowsマシンは納得のいかなかったTrackballをMagic Trackpadにリプレイスできましたが、Magic Trackpadはマルチペアリングで複数台切り替えできませんので、もう一つのデバイスが必要です。

そこで、先日、Mac Studioの発表と同時にリリースされた、Magic Trackpadのブラックバージョンを購入することにしました。ちなみに、ブラックは色が違うだけなのに、ホワイトモデルより2000円も高い価格設定になっています。

わざわざブラックを購入したのは、使っているHappy Hacking Keyboardが黒だからという理由でしたが、いざ届いてみると、Magic Trackpadはゴムのような風合いの漆黒という感じで、「炭」をイメージしたマットなHHKBとは微妙に雰囲気が合っていません(笑)。

それから、元々持っていたホワイトのTrackpadは2〜3年前に購入したのですが、微妙にアップデートされていたのか、よく見ると四隅の丸みのサイズが変更されています(新しい方がサイズの大きい円弧になっている)。

こうなると、二つとも新しい製品で統一したくなってしまいますが、ひとまずは快適な操作環境が整いましたので、しばらくはこの組み合わせで運用していきたいと思います。


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