皆さん、こんにちは。
先日、食事にでかけた帰りに、気になっていたシガーバーを訪れました。
その店は、窓も無く、看板以外の外観に情報が無いため、前を通るたびに「入っていみたい」と思いつつも躊躇して通り過ぎるだけでした。
しかし、その日はなぜかその扉を開けてみたくなり、店の前でタクシーを途中下車し、思い切って店に足を踏み入れてみたのです。
店内は薄暗く、客はゼロで店員の姿も見えなかったため、「閉店か…?」と思い、立ちすくんでいると、奥から店主が現れ、私が「閉店ですか?」と聞くと、「うちは紹介制なんですよ」とやんわりとした断りの言葉が返ってきました。
少し前の私ならば、素直に言葉を受け取りそそくさと帰宅していましたが、なぜか気持ちに勢いがついていた私は、二言三言、店主と会話を交わし、その結果「じゃあ、せっかくだからどうぞ」と、店の真ん中の席に案内してくれました。
私は、喜びと同時に、私の関心のある「香り」の話をすると、逆に店主が興味を持ってくれ、珍しいお酒や、オススメの銘柄の葉巻を選んでくれたのです。
ちなみに、私は喫煙家ではないのですが、木の「香り」や「味」に強烈な関心を持つようになってからは、紙巻きたばこではない、葉っぱだけの葉巻に興味を持つようになりました。
という出来事が、ある晩の顛末なのですが、なにかを「やってみたい!」と思っていても、実際に行動に移さなければ、ただ時間が過ぎ、やがては興味やモチベーションも薄れ、それを経験できずに終わってしまいます。
以前の「やってみないと、わからない!」の記事でも書きましたが、「やってみたい!」と思っていながらやらないのは、多くの場合、失敗を気にしたり、不安の気持ちなどが先行して、自分の足を止めているからです。
私のシガーバーの話で言えば、「中が見えないからあやしそう」とか「迷惑がられたらどうしよう」といった気持ちに邪魔をされ、店の扉を開けることがなければ、その店や店主との出会いも無く、美味しい葉巻を知ることも無かったでしょう。
何かをやろうとする時に、不安や失敗といったキーワードで気持ちを抑えてしまうのは、脳の中で「現状維持機能」が働いてしまっているためです。
つまり、現状のまま新しいことをやらなければ、新しい経験もできず、成功もしない代わりに、失敗や不安に苛まれることなく「楽な状態だ」と思わされるということです。
「やってみたいけど時間がない」「やりたいと思ってるけど機会が無い」みたいな言葉は、そんんな時の常套句ですが、まずは、思い切って目の前の扉を開いてみるところから始めてみましょう!
この「やってみないと、わからない!」は、また、本ブログやメルマガで掘り下げていきたいと思います。