皆さん、こんにちは。
先日の記事で、MacBook Pro (M1)を購入したにも関わらず、主に使用するAdobe系アプリケーションが起動しない、ということをお話ししました。
納得がいかないので、その後もApplication SupportやPreferencesフォルダ内などの余計なファイルの削除を試みましたがうまくいかず、「諦めるしかないか…」と落胆しながら検索していたところ、Adobe CC Cleaner Toolというものを発見したため、こちらを試してみました。
語呂的に、よくあるサードパーティー製の怪しいMalware風ユーティリティーを想起させますが、Adobeが無料で公開しているツールです。
作業は実に簡単で、ダウンロードしたdmgファイルを展開(マウント)し、表示されたアプリケーションをそのまま実行すると、現在インストールされているAdobe CCのアプリケーションや関連プログラムが表示されます。
選択してクリーンアップすることもできますが、私は全てクリーンにしたいので、Clean up allを選択。
Rosettaで実行されているためか、一瞬動きがもたついて「失敗」が頭をよぎりましたが、十数秒程度で完了。
Adobe CCのサイトにログインし、まずはネイティブ化されているというPhotoshopだけ試したかったため、Photoshopをダウンロード。インストーラーを実行すると、自動的にCreative Cloudアプリケーションもインストールされ、アプリケーション一覧のPhotoshopがインストール中の表示となります。
そもそも、CC Cleanerをかける以前は、PhotoshopやIllustratorどころか、Creative Cloudの画面すら無反応でしたので、すんなりとメニューをクリックして画面切り替えができているところで一安心。
Photoshopのインストールが完了し起動してみると、初回起動は設定ファイル作成などで多少のロード時間がありましたが無事に起動。2回目以降は爆速で起動することが確認できました。
これで安堵し、Illustratorもインストールしてみたところ、こちらも問題なく起動。2回目以降の起動もPhotoshopと同様、かなりの速度で起動することができました。
そもそもアンインストールしてインストールし直せばいいのに、という話ではあったのですが、上述の通り、Creative Cloudの画面が無反応のため、アンインストールは実行できませんした(Utilityフォルダ内のアンインストラーはCreative Cloudを呼び出すため、いずれにせよ不可)。手動での削除も考えましたが、余計に状況を悪化させる気がしましたので、手動アンインストールはやめました。
私の場合、あとはParallelsの仮想環境を動かすことができれば、M1マシンへの完全な移行ができそうです。
今回はM1 Macでのトラブルを解決するためにCC Cleanerを利用しましたが、Intelベースのマシンでも、Adobe CCの挙動がおかしいと感じた際には、このツールを使うと良いと思います。