皆さん、こんにちは。
今日は、子どもと二人で、映画「ゴースト・イン・ザ・シェル」を観てきました。
「ゴースト・イン・ザ・シェル」については、ご存知の方も多いと思いますが、士郎正宗原作の漫画「GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊」を元に、押井守監督が映画化したことで大ヒットした作品です。
攻殻機動隊の舞台は、脳がネットワークに接続され、義体と呼ばれる人工の身体により肉体を強化・拡張できるようになった未来です。そして、特別な義体を持った主人公「草薙素子」を中心とした公安九課がネットを主軸とした事件を解決していくという話です。
大きなテーマとして、脳と脊髄以外は全て義体である草薙素子が生身の肉体を持たないことから、自分自身のアイデンティティーに疑問を持ち、電脳空間と呼ばれるネットワークに自分の存在を見つけるというストーリーがあります。
これは、言ってみれば、脳機能科学などで言うところの、「抽象空間」と似ているように思います。
多くの人は、物理的な空間の事象、つまり、触ったり目で見ることのできる「モノ」の空間の現象のみを「現実世界」として認識しており、脳の中で考える言語やイメージは、あくまでも個々人の頭の中の想像だと考えています。
しかし、科学的にもそう認められているように、物理空間(具象空間)と抽象空間は連続していて、妄想や空想と考えられているような頭の中での出来事も「現実世界」とされています。
又、より広い視野で物事を見る力や、心理的盲点(スコトーマ)に隠れていることに気がつくためには「抽象度を高める」ということが、自己啓発界隈では、よく言われます。
草薙素子や、作中で相対するクゼ・ヒデオが、電脳の中でより高い階層に自分の存在を広げようとしたように、抽象空間の中でより抽象度の高い視点を持つことで、新しい自分にレベルアップできるはずです!
少し話が難しくなりましたが、ハリウッド版実写「ゴースト・イン・ザ・シェル」は、ファンにとって物足りない部分があるものの、重要なオマージュが散りばめられていて、とても楽しめる出来になっています。
明日は、アニメ版の声優が声を担当している「吹替版」を観に行ってきます、笑
この「抽象空間へダイブしよう!」は、また、本ブログやメルマガで掘り下げていきたいと思います。