Kindle Direct Publishingで購入者に修正版を一斉配信する方法

2020年7月22日
読書 電子書籍

皆さん、こんにちは。

先日、Kindleの電子書籍出版直後にデータの改訂をする必要があり、その際に購入済みデータが更新されず少しはまってしまったので解決方法をシェアしたいと思います。

KDP(Kindle Direct Publishing)とは、Kindleの電子書籍を管理・出版するシステムですが、Amazonで電子書籍を出版・販売するために、誰でもアカウントを作成することができます。

電子書籍はKDPの管理ページよりリリースすることができ、表紙画像の変更や本の詳細情報修正、価格やキャンペーン設定なども、24時間、好きなタイミングで更新できます。

又、本の内容に改訂があった場合に差し替えが可能、という点は、電子書籍ならではのメリットです。

但し、KDPで本を改訂出版後、新規の購入者には新しいデータが配信されますが、既に購入した読者には改訂版が配信されません(端末側でデータを削除しても古いデータのままになります)

結論としては、KDPのヘルプページにも記載されている通り、購入済み読者に配信を希望する旨を問い合わせフォームより依頼する必要があります。

このプロセスについては様々なサイトで説明されていますが、ざっと眺めてみたところ、あるブログのコピペ的な解説ばかりでしたので、Amazonからの回答を元に、改めて正確な情報を紹介しておきたいと思います(ヘルプページをお読みいただければわかりますが、ややわかりづらく戸惑う方が多いはずです)

まず、出版社自身が既に購入したデータを更新したい場合、ヘルプページの説明では「本の自動更新」を有効にしていれば「自動で更新される」と記載がありますが、今回のAmazonの返答によれば『都度KDPサポートまで「出版社自身の修正版配信希望」』と連絡する必要があるとのことです。

私が以前にデータ更新した際は改訂出版後に自動更新されましたが、今回は修正内容が自動で反映されませんでした。本の販売開始を告知する前にデータチェックが必要な際は、更新の都度、問い合わせフォームで「出版社自身の修正版配信希望」をリクエストする形になります。

次に、既に購入した方への修正版の配信ですが、これも問い合わせフォームからのリクエストとなります。その際、必要な情報は以下です(KDPサポートの返答より引用)

1) 本のタイトルとASIN

2) 修正箇所の位置No.
(位置 No. とは、画面下に表示される読書の進捗状況を示す Kindle 本のロケーション、位置ナンバーのことです。)

3) 修正内容の詳細・理由
(記載例 内容が白紙だったので差し替え、誤字訂正 「1週感」 →「1週間」、画像の差し替え(画像××→画像〇〇) etc.)

リクエストの冒頭には「修正版の一斉配信を希望」といった一文を添えると良いでしょう。
他サイトの解説のように、「読者の追加したメモやハイライトが消えるデメリットは了承しています」のような一文は不要です(記載しても問題ありませんが)

配信希望の審査通過後、自動でデータが更新されるためには、端末側で以下の設定が必要になります。

1.Amazonにログインし「アカウント&リスト」から「コンテンツと端末の管理」ページに移動
2.「設定」の中の「本の自動更新」を開き「オン」に設定

設定が「オン」でも更新されない場合は、手動で更新します。

1.Amazonにログインし「アカウント&リスト」から「コンテンツと端末の管理」ページに移動
2.「コンテンツ」を開き対象コンテンツのアクションボタン(「…」と表示されたボタン)から「配信」を開く
3.アカウントが紐づけられている端末を選択し「配信」ボタンから更新
※処理された直後は「アップデートがあります」と表示され、クリックすることで端末に反映されます

以上で、購入者への改訂版配信が可能となります。
更新のタイミングは、改訂内容やAmazon内部での処理状況によるかとは思いますが、最速1日で更新されます。

こうした問い合わせはどの企業もシステマチックな対応で、メールなどの返答も冷ややかなものですが、KDPの対応は割と親切で温かみの感じられる対応のように思います。

ただ、KDP自体、電子書籍出版という点では非常によくできたインフラですが、解説やツールにはやや不便さがあります。

例えば、書籍データはKindle Previewerという公式のプレビューソフトで確認することができますが、Kindle端末で表示した場合の不具合が反映されないことがあります。今回のデータでは、Previewerで正しく表示されていたものの、出版後にダウンロードされたデータではレイアウトが崩れていました。原因はCSSの指定ミスなのでデータ作成上の問題ではありますが、Amazonの技術と資金力であれば、もっと優秀な検証ツールが開発できるはずなので、ぜひこの辺りにも力をいれていただきたいものです。


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