インターネット回線速度を改善してみた!

2020年6月4日
Gadget インターネット

皆さん、こんにちは。

インターネットの一般的な回線速度と言えば、つい5〜6年前くらいまでは数Mbps程度がいいところでした。
しかし、スマートフォンや動画コンテンツの普及と共に、現在は携帯電話網でも数十〜100Mbps以上が当たり前になり、今後のインフラとして期待される5Gと呼ばれる規格では、携帯電話でも数Gbpsの速度で通信ができるようになります。
そうした流れに伴い、固定回線でも10Gbpsのサービスがリリースされ、平均的な回線速度は数百Mbps以上というのが今日のインターネットです。

私は自宅の固定回線では、NTT東日本でかつて提供されていたフレッツ・ハイパーファミリーという、1Gbps帯域で100Mbps上限というサービスを使用していましたが、一般プロバイダーが回線事業を行えるようになった流れで、使用していたASAHI-NETの接続サービスと同社の回線事業とまとめるべく、2年前に乗り換えを行いました。

ASAHI-NETの回線サービスでは1Gbpsの回線速度を提供していましたので、1Gbpsとまではいかなくても、100Mbps以上の速度で使えることを期待していたのですが、実際は良くて2〜30Mbps、悪い時には数Mbps程度しか速度がでないと言う状態でした。
しかしながら、そもそもベストエフォートなサービスであり、建物の設備などにも影響されることがあることも考え、通常使用であれば2〜30Mbpsもあれば十分と、しばらくは気にせず使用していました。
ただ、性格上、ふと思い出して気になることがあったり、子どもがFORTNITEでの遅延を気にして回線速度について話すようになったので、まずは宅内の設備からと、ルーターや配線周りを見直すことにしました。

ルーターは、TP-LinkのArcher A10に変更。1年半くらい前の製品ですが、Wifiも理論値で1733Mbps、その他の機能も申し分無いので、この製品を購入しました。中国メーカーのルーターにはバックドアが仕込まれていると都市伝説的に言われることがありますが、私自身は大した情報を持っていませんので、この辺りは気にしません(いや、気にしますが、TP-Linkさんは信じています)

それから、ONU(光終端装置)やひかり電話ルーター、購入したTP-LINKのルーター、そして、唯一有線接続されいてる子どものPS4にはLANケーブルが必要ですので、これらも見直しています。

LANケーブルについては、購入前に製品サイトやレビュー記事を色々とチェックしましたが、「LANケーブルはカテゴリ6Aで十分、むしろ7以上は買うな」という良記事を見つけたので、こちらのサイトを参考にさせていただきました。

今回は最低1GBpsの環境にする必要がありましたので、カテゴリー5e以上であれば問題なかったのですが、念のため余裕を持たせておきたかったので、最大通信速度10Gbpsのカテゴリー7を検討しました。
しかし、参考にした記事を読む限り、一般的に販売されている(特に価格の安い)カテゴリー7、7A、8といったケーブルは規格不適合ということがわかり、品質面での期待ができないので、カテゴリー6AのUTP(Unshielded Twisted Pair)の製品を選ぶことにしました。

そして、ようやく宅内は最大1Gbpsの通信がおこなえるようになりましたが、回線速度は一向に改善されません。
そこで、ONUより外側に問題があると考え、ASAHI-NETに技術的な調査を依頼したところ、なんと、上限100Mbpsのサービスになっているという信じられない回答が返ってきたのです。

契約書を見直しましたが、提供回線速度には「概ね100Mbps〜1Gbpsの回線速度」と記載があり、速度に関してその他の付則や注記は一切ありません。「概ね」と記載があるのはベストエフォートだからですが、この記載を見る限り、100Mbps〜1Gbpsの回線速度が提供されると読み取ることができます(むしろそれ以外の解釈はできません)
納得が行かないので、サポートに電話してみたところ、「弊社のサービスは100Mbps〜1Gbpsのサービスがあり、その中でお客様の速度は100Mbpsとなっております」と、全く理解のできない回答が返ってきました。もしサポートの方が仰ることが契約の内容であれば、契約書には「提供回線速度:概ね100Mbps」と記載すべきです。
損害保険契約をして、契約書の対物補償の欄に「100万円〜1億円」と記載があった場合に、補償の申請をして、「弊社のサービスは100万円〜1億円のサービスがあり、その中でお客様の保証は100万円です」と回答があったら、それは詐欺に他なりません。
サポートの方は仕事なので他に言いようが無かったのかもしれませんが、非を認めることは無かったので、押し問答は止め、1Gbps(100Mbps以上)のサービスに移行するよう申し込みをしました(今までの2年間はなんだったのか)

宅内の機器も整備し、晴れて1Gbpsのサービスに移行してみたところ、結果は200〜300Mbpsの計測結果となりました。
例えば、千代田区のビル街や、街の回線中継時点に近い場所であれば、8〜900Mbpsは出たかもしれませんが、私の家はファミリー層の多い住宅街にあるので、周辺の設備的にも利用状況的にもまずまずと言ったところです。

多くの方は、ネットの回線速度などほとんど気にしていないかもしれませんし、一人一台スマートフォンな世の中では、自宅の固定回線を引いている方も少なくなっているかと思いますが、私の子どものようにゲームでの回線速度にこだわったり、業者の謳う速度に比べて体感速度が遅いと思っている方は、ルーターやケーブルを見直し、必要であれば回線事業者に問い合わせしてみることをオススメします。


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