マルチスレッドで濃密にする時間管理!

2019年3月12日
自己啓発

皆さん、こんにちは。

このところ、夕方過ぎになると熱が出たり具合が悪くなったりすることがあったのですが、体調不良というよりも、過剰なマルチタスクが原因だと判明しました。

と言うのも、私は普段、PCの画面の前で作業している時間が多いのですが、一台のPCでプログラミングやデザインをしながら、傍で為替などのチャートを開いてトレードし、以前にもお話ししたアナログレコードの取り込み作業をしつつ、同時に英語耳を慣らすためにアメリカドラマを見るなど、一気に情報を詰め込みすぎて頭が疲弊していたのが発熱などにつながっていたようです。

私は一つのことに集中する時間もありますが、どちらかと言うと、色々自分のやりたいことが気になってしまい、なんでも同時進行しがちな性格です。

「マルチタスク」という言葉は、現在一般的に使われるようになりましたが、元々はコンピューターによる並列処理を説明する言葉として1960年代に提唱され、この概念は、BSDやLinuxといったUNIX系のOS(オペレーティングシステム)に実装されていきました。

その後、皆さんもご存知のWindowsやmacOSといったシステムで、より先進的なマルチタスクが実現され、今では、スマートフォンで動くAndroidやiOSなどでも、当たり前のように「マルチタスク」が機能しています。

私が「マルチタスク」という言葉を気にするようになったのは、macOS(頭が小文字なのは最近のバージョンから)がバージョン7系だった二十数年前で、ようやくMacOSにもプリエンプティブ・マルチタスクと呼ばれる「マルチタスク」が実装されると知り、自分の行動にも「マルチタスク」という言葉をよく使うようになりました。

それ以来、なんでも同時進行したい欲張りな(注意散漫な?)性格と相性の良い「マルチタスク」という言葉を気に入り、「なんでも同時進行すればいい」というのが自身のポリシーとなり、「マルチタスク」を基本に行動しています。

コンピューター上のマルチタスクは、「マルチスレッド」「メモリプロテクション」と言う二つの技術で成り立っているのですが、詳しい説明はさておき、その二つの内の「マルチスレッド」という考え方が、日常的に使われている「マルチタスク」よりも重要な要素だと思っています。

「マルチスレッド」とは、複数の作業を並行して処理するための「道筋(スレッド/thread)」のようなもので、コンピューターで言えば「スレッド」の本数が多いほど、同時処理できるタスクが増やせると言うことになります。

私の場合は、頭の中で常にいくつかのスレッドがスタンバイ状態になっていて、ぼんやりと思いついたことをスレッドに流し込み、それらを順番に実行していくようなイメージで行動するようにしています。

もっとも、人間の脳が一度に処理できる命令は一つですから、スレッドが増えたところで受け側が対応できなければ仕方がないわけですが、常日頃から頭の中を「マルチスレッド」にしておくと、受け側の脳も順応するようになり、スレッドに待機しているタスクを迅速に処理できるようになります。

私は「マルチタスク」でない人を馬鹿にするつもりはありませんが、例えば、何かを行う時に一つの道筋でしか行動できない人を見るにつけ、「もったいないなあ」と感じることがあります。

もちろん個人によって得手不得手はありますが、ほとんどの人は「自分は一度に一つのことしかできない」と決めつけ、複数のタスクを並列処理することを諦めています。

例えば、食事の際、茶碗を持ち上げ、逆の手で箸を動かし、口を動かすという、一連の動作を同時に行なうように、誰でも、様々なことを同時進行、並列処理する術を持っています。

それは「日常的に慣れているから」ですが、同じように、仕事や勉強、日常の雑事も、食事するのと同じように「日常化」してしまえば、どんなことも「マルチタスク」で処理することができるわけです。

「マルチタスク」の優位性は、脳がより活動的になるということに加えて、処理速度が上がることによる時間効率の最適化ができることです。

コンピューターの場合は、より高速なスペック、つまり、大容量のメモリーと多くの並列処理が可能なCPUを備えることで、様々な処理をすばやくこなすことができるわけですが、私たちの脳も、よく「人間は全ての脳を使っていない」と言われるように、生まれつき未知数のスペックが備わっています。

脳が同時進行で物事を考えられるようになると、思考の領域が拡大し、処理速度も向上して、同じ時間を過ごしていても圧倒的に密度の濃い時間を過ごせるようになります。

と、偉そうなことを話している私も、「色々やりたいけど時間が無い」「新しいことをやる暇がない」という悩みは尽きないわけですが、そのように感じている多くの人は、一つ一つのことを「シングルタスク」「シングルスレッド」で処理しているために、時間的な「損」をしているはずです。

脳の「マルチスレッド化」は、なにも難しいことからチャレンジする必要はありません。

日々の雑事を行なっている際、少なくとも他のことを考えたりする余裕はあると思いますので、洗い物をしながら仕事の予定を組み立てたり、風呂で体を洗いながら仕事の構想を練るなど、簡単なシチュエーションからマルチスレッド化をスタートすれば、次第に並列処理に慣れていきます。

そして、マルチスレッド化した思考回路をフル回転し、様々なことを並列処理できるようになれば、人生はより濃密になり、新たなチャレンジをするための余白を生み出すことができるでしょう!

この「マルチスレッドで濃密にする時間管理!」は、また、本ブログで掘り下げていきたいと思います。


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