皆さん、こんにちは。
前回の記事では、私の本の中で書いていることと、記事で書いていることが違うんじゃないか?と突っ込まれそうな話について触れ、本の中で「伝えきれなかったこと」(かつ、本の本筋と離れているようなこと)を改めてお話しするとお伝えしました。
そもそも、このような形で毎週記事を書いているのは、自分の考えをアウトプットするためでもありますが、主には、著書の中で伝えきれなかったことを補足したり、改めて違った角度からお話ししたりするのが目的です。
前回の話で言うと、「アイデアやスキルは無料(タダ)ではない」「連絡の効率化」に当たる内容と、私の行動が食い違っているようなことを話しましたが、それらは一旦スキップして、「フリーランスにとっての営業とは?今だからできる仲間との交流・人脈づくり」について、お話したいと思います。
本の中では、主に独り身で活動するフリーランスは、営業部隊のいる企業とは違い、自分を宣伝してくれる人がいるわけではなく、本業である「何か」が忙しくなればなるほど、自身を宣伝するための営業活動に時間が割けなくなるとお伝えしました。
そこで「横のつながりを増やし人脈を開拓して、仕事を紹介しあえる仲間を増やそう」という解決策を提示したわけですが、この話は、開業したてのフリーランスの方に「どうやって営業したらわからない」と聞かれることが多かったので、そうした方々に役立つ話をと思い書いた内容です。
私の場合は、クラブDJとしての活動や、ネットで知り合った仲間との飲み会が、のちの人脈へとつながったわけですが、それと同じように、趣味のつながりを増やしたり、興味関心のあるグループに参加することで、自然と人脈は開拓されていくと、本の中ではお話しています。
しかし先日、とある技術系ブログを読んでいたら、「フリーランスは飲み会などに参加して人脈を増やした方が良いと言うが、コミュ障な自分は、アフィリエイトと投資で稼いでいるから、人と関わらず気が楽だ」と書かれていました。
その一節を目にして、「ひょっとして私の本を読んでくれたのかな?」などと思ってしまいましたが、その方のようにリアルでの人脈や交流が無くとも立派に生業を成立させることは可能です。
この方の場合は、「インターネットで完結する仕事だから」ということもありますが、ネットだけで自分のメディアなり仕事を宣伝し、個人ベースで大きな収益を上げていくことは、今の時代、努力すれば誰でも成し得ることです。
私の本の内容は自分が経験したことをベースに書いていますので、その経験を元に「人脈」の話を盛り込みましたが、「人脈、人脈」とは言うものの、私自身、かつては人付き合いの苦手な人間でした。
その後、周りの友達の影響やクラブイベントのオーガナイズ等がきっかけで、人と積極的に話すようになりましたが、そうしたきっかけが無ければ、前述のブロガーさんのように、人と関わることを煩わしく思い、ろくに人付き合いもせず仕事をしていたかもしれません。
もしも私が「コミュ障のフリーランス」として本を書いていたならば、この章のタイトルは「フリーランスに営業は不要!煩わしい人付き合いはやめよう!」になっていたかもしれません、笑
と、冗談交じりに言っていますが、私も「人脈」無しに成り立たせられるところは、人と関わらずに回転させたいと考えています。
「フリーランス」と一口に言っても、様々な業種があります。
本を書くにあたっては、できるだけ沢山の人に適用できる形でお話を紹介しましたが、万人にとって万能な方法などありません。
皆さんが、私の本を読まれたのであれば、とてもありがたいことですし、参考になるところは、どんどん盗んで吸収していただければと思いますが、「こうやれば成功する」「この方法ならば年収〇〇円になる」と言った「絶対的な」方法はありません。
本の副題に付けた「年収1000万円は簡単に実現できる」は、いかにもキャッチーな見出しですが、「これで絶対年収1000万円!」という意味では無く、「フリーランスとして最低限のことを遠回りせずこなしていけば、年に1000万円くらいは稼げるようになっている」「だから、無駄を省いて近道しよう」というのが、この副題に込めたテーマです。
今後もブログ等で、フリーランス向けの内容やワークスタイルに関する話を発信していくつもりですが、読者の皆さんには、私を含め、色々な人のやり方を参考にしながらも、自分に最も合った方法を見つけて、「自分だけの成功法則」を確立してほしいと思います!
この「本で伝えきれなかったことシリーズ」は、また、本ブログやメルマガで掘り下げていきたいと思います。