知識の解像度を高めよう!

2019年1月22日
自己啓発

皆さん、こんにちは。

ここ最近、たまの会食以外は、一日中PCの前で作業という日が続いていたので、意識的にわざわざ外に出向くようにしています。

と言っても、買物や旅行にでかけるわけでもなく、知人の仕事の相談で相手方に出向いたり、仕事の現場に顔を出すような、無料(タダ)のお手伝いで外に出ている次第です。

「出かけなくても済むことをわざわざ出向いたり、無料(タダ)の仕事をしているなんて、本(成功するフリーランス – 年収1000万円は簡単に実現できる)に書いてることと違うじゃん」と言われてしまいそうですが、そのお話については、「伝えきれていないこと」というテーマで、改めてお話する予定です。

ところで、私が、メールで済むところをにわざわざ出向いたり、無料(タダ)の仕事の現場に参加したりしているのでは、関心のある内容だということもありますが、今のところ、コンピューターやインターネットで得られる情報は、リアルな体験から得られる情報よりも圧倒的に少ないから、というのが主な理由です。

私の仕事は主にIT系ですので、オンラインで済むことは極力ネットで完結させたいとは思っていますが、仕事に限って言えば、ネットだけで全て回せるような超絶スキルがあるわけではありませんので、オフラインでの交流や情報吸収は、私にとって欠かせないことの一つです。

もっとも、私は完全な引きこもりでもインドア派でもないため、外に出るのは好きなのですが、それよりも「情報量」という面で、リアルな場にはインターネットで再現できない情報が沢山存在している、というのが大きな要素です。

例えば、どこかのカフェで人と会うにしても、その場から得られる音や匂い、温度、椅子やテーブルの質感など、無意識に感じ取っているとしても、五感から得られる情報は圧倒的です。

又、会っている相手からも、ビデオチャットでは感じることのできない微妙な表情や気分の変化を感じることができますし、音声にしても通信途中で劣化していますから、聞き取れていない音域があります。

「必要なことを伝達する」という側面だけであれば、メールやチャットでも問題はありません。

しかし、人との関係を「波長が合う」と表現するように、リアルに対面している相手から得られる「波長」によって、話が思わぬ方向に発展することもあれば、お互い認識できていなかった情報を引き出すこともできます。

「だから何?」と思われる方もいるかもしれませんが、お伝えしたいのは、情報の解像度は高ければ高いほど気づくことが多く、情報の解像度が低ければ一生気づけないことも沢山ある、ということです。

ここ数年、「4K」や「8K」といった、放送/映像の解像度(画質の精細さ)についてのキーワードが一般的になりましたが、4K、8Kと言っているのは、簡単に言えば映像を構成するドット(粒)の集まりの密度のことであり、それが細かいほど、より具体的な情報を得ることができます。

つまり、リアルな場の方が見える情報も多く、視覚情報以外に、その他の感覚から得られる情報も付随しますので、「画面では見えない何か」が大量に摂取できるわけです。

とは言え、そのリアルな場に身を置いたからと言って、万人が大量の情報を摂取できるわけではありません。

人間の脳は、自分にとって「不要」とみなした情報は、認識しないか無かったことにしてしますので、無意識に感じ取っていたとしても、それらを活用できないことが多々あります。

その「不要」とみなすためのフィルターは、個人の性格や趣味趣向によるところも大きいですが、それらが「必要な情報」と認識される基となっているのは、自身の持つ「知識」に他なりません。

例えば、小さな子どもは新しいものに興味津々なので、色々なモノが映し出されるスマートフォンを与えれば、押したり叩いたり、画面を凝視したりして遊び続けますが、そっけない札束が目の前に置かれていても、せいぜい手に取ったり投げたりするくらいで、おそらく、それ以上の興味を持とうとはしません。

それは、お金というモノの概念を知らないからであり、お金に関する知識がまだ無いからです。

大人もまた同様で、訪れたカフェで流れていた音楽がJazzの名盤であったとしても、Jazzに関心が無ければ反応することはありませんし、立派なアンプやスピーカーが設置されていたとしても、音響機器の知識が無ければ、それらが「スゴイ」ということに気づくことはできません。

知識は多ければ多いほど、具体的な物事に興味関心を持ち、知ることができます。

逆に、具体的な知識を幅広く摂取することで、その知識を包摂する上位概念(抽象度の高い概念)が理解できるようになり、世の中の物事を俯瞰的に見渡せるようになります。

それは、ゲシュタルトとも言いますが、解像度の低いテレビがぼんやりとした背景を映し出すことができないように、知識の抽象度/解像度が低ければ、幅広く具体的な知識を認識することができません。

私たち人間の感覚は、(個々の身体能力の差はさておき)コンピューターが映し出す以上の情報を感じ取る能力を備えています。

その能力を引き出す源となるのは知識であり、知識の解像度を高めることで、身の回りの多くのことから沢山の気づきを得ることができます。

「新しいことをやりたいけれどアイデアが湧かない」「仕事のマンネリから脱出したい」と悶々とされている方は、日々の知識の習得はもちろん、時々は外に出て興味関心のある場所を訪れ、あるいは、これまで気にも留めなかったところにも足を伸ばし、新たな情報を五感いっぱいに摂取しましょう!

この「知識の解像度を高めよう!」は、また、本ブログやメルマガで掘り下げていきたいと思います。


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