思考の抽象度を高めよう! Part12

2018年11月6日
自己啓発

皆さん、こんにちは。

私は、昔からガジェット(PCやスマートフォンのような機械)が好きで、IT系という仕事柄からも、常に最新のものに買い換えてきましたが、スマートフォン(iPhone)については、しばらくをアップデートしていません。

理由は、単純で「買い換えたい」というモチベーションが全く湧かないからです。

ここ最近のスマートフォンは進化がめざましく、CPUも高速化され、メモリも潤沢に積まれて、おまけに、カメラ性能もひと昔の一眼カメラよりも高性能になっています。

もちろん、買い換えれば、さらに綺麗な写真が撮れて、アプリの切り替えなども高速になるのですが、私が現在使っているiPhone7でも、操作速度になんらストレスも無く、カメラ性能にもなんら不満がないため、買い換えていません。

そして、見た目(デザイン)も大して進化していませんので、買い換える理由が見当たらないのです。

とは言え、私も気まぐれですので、その内、iPhone XSあたりに買い換えるかもしれません。

ところで、そのスマートフォンですが、アプリを開いたり切り替えたり、ボリュームを上げたり、電源を消したり、といった操作は、「OS=Operating System」と呼ばれるプログラムによって制御されています。

コンピューターなどに詳しく無い方でも、iOSやAndroidといった単語を耳にすることがあるかと思いますが、それらは、総じて「OS」と呼ばれる、スマートフォン全体を制御するための基本プログラムです。

スマートフォンを操作する際、その裏側で実行されていることは全く表にでてこないため、OSの実体は使っている人に見えないのですが、例えば、電源を落とすにしても「shutdown -h now」のようなコマンドが裏で呼び出され、その命令によって、知らない人が見たら意味不明な、文字だらけのプログラムが次々と実行されているのです。

パソコンの場合は、スマートフォンに比べてもっと複雑なことができるため、裏で実行されているプログラムは、更に多岐にわたるのですが、いずれにせよ、ユーザーにそういった複雑なことを意識させず便利に利用できるよう洗練されたOSが、iOSやAndroid、パソコンであればmacOSやWindowsといったOSなわけです。

そのような「裏で実行されている」ことを全く意識せず使えるのが良いOSですから、OSについての知識は本来不要なのですが、その「裏で実行されている」ことを知ることができると、視点が一気に広がり、そのもの自体を深く知ることができます。

例えば、私は、昔からプログラミングや、OSなどのシステムについて勉強してきましたので、パソコンやスマートフォンが調子悪くなったり、不具合が起こると、大抵その原因がすぐにわかり、解決方法を見つけることができます。

「そんなの詳しいんだから当たり前じゃん」と言われてしまいそうですが、私がお伝えしたいのは、何かを知ろうとする時、その上のレイヤー(層)にある事柄を知ることで、それらを知らない場合に比べて、理解度はもちろんのこと、習熟度が圧倒的に変わるということです。

それは、自己啓発的に言えば「抽象度を高める」と言うことができます。

「抽象度」については、以前の記事でもお話していますが、簡単に説明すると「情報を取りまとめる概念の度合い」です。

具体的な情報を知り、更に、それらを包摂(ほうせつ)する上位の概念を知ると、より物事を俯瞰(ふかん)的に捉えられるように、情報を取りまとめる概念が高次になるほど「抽象度が高い」ということになります。

言葉に表すと少し難しく聞こえてしまいますが、前述の「OS」の話のように、アプリが下位の概念だとすれば、その上位の概念である「OS」を理解することで、スマートフォンのソフトウェア的な仕組み全体が俯瞰できるようになるのです。

これは、OSの話に限らず、全ての事柄に適用することができます。

知識はもちろんのこと、経験についても、「抽象度」が高くなればなるほど、思考の広さと深さが高められます。

学生の頃、「数学なんて何の役に立つんだ」と言って、数学を勉強することに意義を見出せなかった人は沢山いるかと思いますが、例えば「建築家になりたい!」と思った時に、せいぜい算数程度の計算ができれば建築デザインはできるかもしれませんが、奇抜な建築デザイン、あるいは、より精度の高い建築を設計するためには、構造建築を勉強する必要があり、そのためには、数学や物理の知識が必要になります。

一見「役に立たない」と思われることや、自分に不要と思われる事柄も、その上位のレイヤーにある知識を知ることで、その重要性に気づくことができ、それらの知識は横軸にも縦軸にも繋がり、下位の概念を網羅することができるようになります。

知らない単語だらけの難しい本を読んでも、内容が全く頭に入ってこないように、何かにチャレンジした時、それが初めてのことであれば、わけもわからずつまづいてしまいます。

しかし、この「抽象度」という考え方で、より「抽象度の高い」視点から物事を学習し、目の前の事象を眺めることができれば、問題解決までの時間は短縮し、成功への道筋は自ずと開かれていくことでしょう!

この「思考の抽象度を高めよう!」は、また、本ブログやメルマガで掘り下げていきたいと思います。


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