寄り道をして気づく成功へのヒント! Part2

2018年10月23日
自己啓発

皆さん、こんにちは。

今時は、子どもの習い事が充実していて、学習塾はもちろんこと、サッカーや水泳、バレエにチアリーディング、はては、プログラミングまで、安価に色々な選択肢があります。

私の子どもも、英会話、サッカー、通信教育などで一週間のほとんどが埋まってしまうくらい忙しくしていますが、私が中学生の頃と言えば、部活動以外の時間は、近くの川に釣りに出かけたり、古書店巡りやサバイバルゲーム、(最近で言うPS4とかの)ビデオゲームにハマったりと、時間があればひたすら遊んでいたように思います(もっとも、学校の成績は良かったのですが)

その中でも、なかなか共感されないであろう遊びが「知らない街に自転車で行くこと」です。

知らない街と言っても、行ける範囲は限られていますので、地名くらいは知っている場所ですが、ある程度目標となる地点を決め自転車をこぎ、ひたすら知らない道を進んでいきます。

当時は、スマートフォンはおろか、携帯電話すらありませんでしたので、頼るのは標識と土地勘と太陽の位置だけです。

地図も持っていませんので、当然、道に迷うことがあります。

しかしながら、それも楽しみの一つでしたので、道に迷いながら知らない道を知り、知っている場所へ戻ると言うことを、毎回楽しんでいました。

そのような“おかしな”遊びに興じていたこともあり、その後、どこかに出かけると、同じルートへ戻るのが嫌な体質になってしまい、時間に余裕があれば、必ず違うルートで帰るようにしています、笑

そのような奇癖(きへき)は、私自身の音楽の聴き方にも影響しています。

20年近くDJをしていた、というのは以前の記事でもお話しましたが、私がDJに魅せられた理由の一つに、世に知られていない隠れた良曲をプレイする、ということがあります。

現在は、デジタル世代ゆえ、誰もが同じ曲を手に入れることができますが、アナログレコードの時代、クラブミュージックはレコードを購入する必要があり、中にはプレス枚数の少ないものも多かったため、「知らない曲を探してプレイする」ということがDJの優位性でもありました。

私は、そんなマニアックな側面に魅かれてDJを始めたため、選曲もマニア路線になってしまったのですが、「人と同じ曲をプレイしない」というポリシーだけでなく、「その日、一度聴いた曲は二度聴かない」というポリシーも持っていましたので、DJプレイだけでなく街に流れているBGMを聴いていても、「これさっきもかかったよ」と心の中でつっこみを入れるようになってしまう特異な体質へと変わってしまいました、笑

いずれも、私の「同じことを繰り返したくない」症候群な話なのですが、それは後に「人と違うことをやっている」という自分自身の付加価値へとつながりました。

拙著やブログなどでもお話していますが、私がフリーランス時代を長く生き延びてきたのは、「たまたま人と違うことをしていた」ことや「色々なことをに手をつけていた」ことが大きな理由です。

又、やり方にしても、基本的なことはさておき、「知らない街に自転車で行く」遊びの時のように、人と同じやり方を辿るのが嫌な性格でもありましたので、結果的に、新しいやり方や速いやり方を見つけることもでき、それが自身の武器であり価値へと変換されていきました。

もちろん、地道に同じことを繰り返し、先人の築いてきた定石を辿ることで、大きな実力を得る場合もあります。

しかし、皆さんが、競合の多い業種・業界で活躍するフリーランスや独立起業家の方であれば、同じやり方を辿るだけでは、やがて流れが変わった時に切り捨てられ、時代の波に取り残されることになるでしょう。

私の子どもの頃のように、知らない街に迷子になりにいく、という奇癖は必要ありませんが、「いつもと違った道」「誰も試していないやり方」へ寄り道をしてみることが、新たな気づきへの第一歩となります。

自己啓発界隈には「スコトーマ」という言葉がありますが、これは、脳の視覚野にある盲点を意味する言葉が転じて、私たち人間の「心理的盲点」を表す言葉として使われています。

この「スコトーマ=心理的盲点」は、私たちが当たり前のように見えている風景にも適用できることで、自分が「知っている」と思っている情報にも、「心理的盲点」に隠れた情報が沢山存在しています。

普段の情景から気づきを得るトレーニングとして、知らない道に迷い込むことや、同じことを繰り返さないことを意識していると、自然と神経が鋭敏になり、今までに気づかなかったこと〜多くの人が気づいていない情報にセンサーが働くようになります。

「今やっていることがマンネリ化してきた」「新たなアイデアがなかなか思い浮かばない」と、現状に行き詰まっていることがあれば、何気ない寄り道から「成功へのヒント」を得るべく、時にはいつもと違った道へと足を踏み入れてみましょう!

以前にも紹介した、アレクサンダー・グラハム・ベルの言葉を再び紹介しておきます。

「Leave the beaten track occasionally and dive into the woods. Every time you do, you will be certain to find something you have never seen before.」(時々、踏み固められた道から離れて、森に飛び込んでみよう。そうすれば、今まで見たことのない何かを発見することができるだろう)

この「寄り道をして気づく成功へのヒント!」は、また、本ブログやメルマガで掘り下げていきたいと思います。


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