失敗の慧眼で導く成功へのチャンス!

2018年9月11日
自己啓発

皆さん、こんにちは。

「慧眼」という言葉がありますが、この単語の読み方は「けいがん」です。

頭の文字が「彗星」の「すい」に似ていることから、時々「すいがん」と読み間違えられるこの言葉の意味は、「物事の本質を見抜く力」であり、サンスクリット語の「知性の目」が語源です。

仏教的な読み方は「えげん」となりますが、意味するところは「この世の全ては空(くう)である」という考え方、つまり、釈迦が悟った真理について理解できる能力を備えているということです。

「空」の考え方は、過去の記事でもお話しましたが、この世の中は、全て「空」(あるかもしれないし、ないかもしれない状態)であって、この世は、全ての事象の関わり合い(縁起)によって成り立っている、という考え方です。

ところで、掲題の「失敗の慧眼」ですが、私たちは生きていれば、必ず何かしらの失敗をします。

その際、ただ漫然と失敗を受けいれて、落ち込んだり、やけになって、自分の望む方向と逆行し続けていれば、やがて、負の濁流に飲みこまれ、元の流れに戻ることが難しくなります。

私は、趣味でFXのようなトレーディングをやっていますが、FXをやって良かったと思うことは、失敗の際のメンタルコントロールを学ぶことができるという点です。

トレード関連の本やブログを読むと、トレードで失敗する原因の多くは「メンタルコントロール」である、という話がよく出てきます。

メンタルコントロールができないトレーダーは、大きな損が出た際に「損切り」できず、いわゆる「お祈りトレード」で価格が戻るのを期待し、そのまま強制決済されて退場となったり、損を取り戻そうと無理なエントリーをして倍以上の損失を出してしまうことがほとんどです。

私は、単なる趣味の初心者トレーダーですから、未だ損切りして悔しい思いをすることもありますが、マイナス無しで退場せずに続けられているのは、メンタルコントロールを自然と意識できているからかもしれません。

トレードで重視すべきことは、成功よりも「いかに失敗しないか」ということです。

当たり前のことを言っているようですが、前述の通り、多くの人は、損を出すと、やけになって自ら失敗の連続を生み出し、やがて退場してしまいます。

ですので、相場で生き残るためには、「失敗をいかに意味のあるものにするか」ということを意識しながら、失敗の回数を減らすことが必要になります。

具体的には、失敗した際の状況確認や、同じ場面でどのように立ち振る舞うべきかなど、引き起こしてしまった失敗を「失敗しないための準備」につなげ、失敗機会を減らしていスキルを磨いていくということです。

少しトレードよりの話になってしまいましたが、この考え方は、普段の生活、あるいは、ビジネスにも適用することができます。

失敗はしないに越したことはありませんが、失敗を前提に失敗を恐れ、前進しなければ、その先の成功をつかむことはできません。

失敗の本質を知ることができれば、次の失敗を回避するためのスキルになり、それが、自らの推進力、つまり、成功をつかむチャンスを得る燃料となるでしょう。

チャレンジをした結果、大きな失敗をしたとしても、それを「失敗の慧眼」を磨く最良の機会だと捉えることができれば、成功へのチャンスはきっと訪れるはずです!

この「失敗の慧眼で導く成功へのチャンス!」は、また、本ブログやメルマガで掘り下げていきたいと思います。


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