皆さん、こんにちは。
私の子どもは、結局、夏休みの宿題をギリギリまで引っ張ってしまったのですが、その姿を見て「今さっさとやって、残りを存分に遊んだほうがいい」と言いながら、自分自身も「溜まっている諸々をさっさと片付けなければ」と、自戒気味にアドバイスしていました。
ところで、「明日やろうは馬鹿野郎」というフレーズを聞いたことはありますか?
私は、この言葉を21〜2才の頃、あるインターネットの先輩の言葉から初めて聞きました。
「インターネットの先輩」と書くと、今時ピンとこないかと思いますが、当時は、ようやく一般人がインターネットに接続できるようになった時代で、新しもの好きの私は、その頃、まだ珍しかったウェブ上のチャットで色々なネットスキルを持った人たちと知り合い、その中の一人からその言葉を聞いたのです。
「明日やろうは馬鹿野郎」の語源は、昔のドラマのセリフなど諸説あり、私も調べ切ることができませんでしたが、このフレーズは、「明日やろうと言っているような人は、いつまでたってもやらない」ということを意味しています。
人間は怠惰な生き物ですから、誰であれ、ちょっと油断すれば先延ばし的な思考になってしまいます。
しかしながら、この言葉が示す通り、「大きな成功を収めたい」「早く目標を達成したい」などと思っていても、「明日から本気だそう」などと言って先延ばししているようでは、ゴールは遠ざかっていくばかりです。
とは言え、その日の体調もあるでしょうし、物理的、時間制約的に、止むを得ず「明日やろう」になってしまうことはあるでしょう。
又、コーチング的な観点から言えば、そもそも好きなことであれば先延ばしになんてしない、つまり、自分が本気で達成しようと思うゴールならば脳が勝手に行動する、ということも言えますが、いいコーチを付けている、あるいは、セルフコーチングの達人、もしくは、スーパーストイックな人でない限り、なかなかそうもいきません。
実際問題として、どんなに自分が達成したいと思うゴールだとしても、その途中には本当に面倒な作業や人間関係が発生したり、様々な障害が起こる可能性が十分にあります。
その際、心折れずに「とにかく今やろう」と思える人ならば、なんの心配なしにゴールへと邁進できるでしょう。
しかし、そうでない人であれば、ちょっとした工夫は必要です。
拙著「成功するフリーランス」でもお話しましたが、私は主に以下の事柄を日常的に行なっていることで、そうした障害を取り除く努力をしています。
1.管理するモノやコトを減らす
2.時短に努める
3.決断は早くする
1では、とにかく煩わしいと思う些細な管理対象を減らしていきます。
例えば、普段メールを使っている人であれば、オンライショップのメール配信などが頻繁に届くことが多いかもしれません。
いちいち、どうでもいいメールをチェックしたり、あるいは、既読にする作業だけでも、積み重なれば結構な手間になります。
ですので、メールの場合であれば、無駄なメール配信はどんどん解除していくか、あるいは、メールソフトの設定で自動で既読にしたり削除する設定にしてしまいます。
物理的なモノに関しても、無駄な持ち物が多いと手入れや片付けが必要だったりと、なにかと手間がかかりますから、整理するなり処分して、モノに気を使う頻度を減らします。
2に関しては、1にも共通することですが、無駄な時間を使っていないか一日の行動を見直し、明らかに不要と思われる行動や、非効率な事柄を徹底的に見直します。
炊事洗濯のような日常生活の作業も、なるべくまとめて一回で、又、最短最小の作業でできるよう工夫をすれば、もしかすると一日に1〜2時間程度の時間が確保できるかもしれません。
3については、ややメンタルな話ですが、とにかく迷う時間を減らす努力です。
買い物に行ってあれこれと迷うならば、行く前、あるいは、行く途中で買うものを決めて、店に着くなり棚に直行し、必要な最短ルートで買い物を済ませます。
外食のメニューなども、ぱっと見て、最初にいいと思ったものに決めるような即断即決を徹底していると、いつの間にか、迷うことが少なくなり、逆に選ぶことに時間をかけることをもどかしく感じるようになるでしょう。
このように、日々の些細なことから、迷いを減らし、決断を早めていく努力をしていると、「面倒」と思っている事も、気がついたら手をつけているようになり、重大な局面に遭遇した時にも、ひるむことなく立ち向かっていくことができるでしょう。
「先延ばし」回避は、人類の永遠の課題ですが、大きなゴールに向かう皆さんは、「明日やろうは馬鹿野郎」ではなく「明日やろうは今やろう!」の精神で、成功へのチャンスを掴んで欲しいと思います!
この「明日やろうは今やろう!」は、また、本ブログやメルマガで掘り下げていきたいと思います。