macOSのダークモードに思うこと

2018年6月8日
macOS

皆さん、こんにちは。

先日(2018/6/4)、AppleのWWDC(Worldwide Developers Conference)があり、恒例の基調講演と新たな発表があったわけですが、この基調講演で発表される製品やテクノロジーは、Apple信者と呼ばれるファンにとって、待ちに待った瞬間でもあります。

しかし、多くの人々が囁くように、Appleの先進性は年々減少し、WWDCのような場での発表を期待するファンも少なくなっています。

私も、十年くらい前までは、Appleの製品発表に心踊らせていましたが、ここしばらくは、後追いで発表内容を追いかけ、さして興奮することも無くなってしまいました。

実際、今回の発表と言えば、iOS12、FacetTimeの32人同時通話、watchOS5にtVOS、そして、macOSの新バージョンMojaveと、大したサプライズはありません。

そのmacOS Mojaveに、「ダークモード」と呼ばれる、インターフェースを黒い色調に変更する機能がありますが、その説明通り、この機能は、ただ「OSの外観を暗めにするだけ」という機能です、笑

私自身は、そもそも白い外観が好きではなかったので、地味に喜ばしい変更点でしたが、実は、この機能、これまで実装こそされなかったものの、1995年に発表された、コードネーム「Copland」と呼ばれるMac OSで、既に盛り込まれていた機能でした。

もっとも、往年のAppleファンはご存知の通り、このCoplandは、当時の一般向けOSには実装されていなかった、プリエンプティブマルチタスクを備える、最も先進的なOSとして注目されていながら、当時のAppleの経営状況や、開発チーム内での問題が積み重なり、陽の目を見ること無く、開発終了してしまったOSです。

Coplandには、OS全体のアピアランス(外観)を変える機能があり、その一つのテーマとして、画面全体を黒地にする機能がありました。

昨今のトレンドとして、画面の電力消費を抑えるための、ダークモードやナイトモードがそこかしこで採用されていますので、macOSもそれに追いつかんと実装した機能かとは思いますが、古参Appleファンからすれば、「23年も前の機能をいまさら引っ張ってきたのか」という気持ちなわけです。

皆さんがご存知の「iPad」も、この数年の間に開発された製品と考えている方がほとんどかと思いますが、このコンセプト(モックアップ)は1982年に作られています。

又、macOSの歴史を辿れば、そもそも、スティーブ・ジョブズが、XEROXの研究所を訪れた際に目にしたコンピューターに着想を得ており、その後のApple製品のオリジナリティーの多くは後付けです。

今回のダークモードに限らず、前述のiPadや、世界を席巻したiPhoneなど、Apple製品の多くは、過去に遺した素晴らしい資産を後世で掘り起こし具現化しながら成功してきた企業なのです。

それ故、この「資産」が枯渇した時、Appleファンが懸念する「先進性の終焉」がやってくるのかもしれません。


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